説明が必要かな ページ26
カチャリと置いた紅茶のカップと同じくらい熱い視線をリドルから感じる
『さて、リドル…説明が必要かな？』
「当然だね」
『ははは、まずは私の正体だが私は魔法使いだ』
「だと思ったよ」
『おやそれはそれは』
私は卓上のお菓子を取ろうと手を伸ばすとリドルは菓子の入った皿を引き寄せ私から離した
「まだ説明が足りない」
リドルの顔は意地悪そうににっこりとしている
いつの間にかいい性格になったものだ…
『分かったよ。仕事は魔法薬学の研究をしている。職場はここ…そして君も魔法使いだ』
「……」
『おや？勘づいていたのかな？』
返事をしないリドルの手元からそっとお菓子を手前に寄せる
「僕のこの不思議な力は魔法だったの？」
『ん？そうだね。君はまだ幼いから魔力が安定してないんだよ。魔法族の子供にはよくある話しさ』
「魔法族…(そうか…僕はあいつらとは全く違う存在だったのか…あいつらは魔法が使えない…)」
『リドル何を考えているのかな？』
考え込むリドルに少し不穏な空気を感じる
「なにも」
『…まぁいいさ…話を続けると君は11歳になったら魔術学校に通う。それは君が生まれた時から決まっていることだ』
「魔術学校？」
『まぁここからならホグワーツだね』
「ホグワーツ…どんなところ？」
『私の母校だ。ありがとう』
私はリドルと話しながらもお菓子を食べ続けているとビーズがそっとお茶を注ぎ足してくれた
「滅相もございません。坊ちゃんは今年で8歳とお伺いしておりますのであと3年でホグワーツでございます」
「あと3年…」
『その間ここに住めば良いさ』
「3年経ったら僕はここから出て行かないといけないの？」
『え？』
リドルの顔を見ると見たことないような顔をしている
『えっと…それはどう言う顔なのかな？』
その顔は毎年服を受け取る時のビーズの顔と似ているような…
ビーズは受け取ってすぐにまた使えてくれるのだが
「…ご主人様は本当に…坊ちゃん、長期休暇の際はこちらにお戻りいただけます」
『え？リドルがそうしたいならそうすればいいさ。ここはもう君の家でもあるんだから』
「僕の家」
『あぁ、君がこれから帰ってくる家だ。さて…そろそろ部屋に案内しよう。荷物は…』
「すでにお運びしました」
『ありがとう』
「ありがとう。ビーズ」
「滅相もございません」
リドルと私からのお礼にビーズはいつもと同じように言葉を返して消えた
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兎凪(プロフ) - 更新頑張って〜❤️応援してます❤️ (2021年10月5日 15時) (
レス) @page49 id: b4c6408c6f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続き気になります。更新頑張って下さい。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 26f37e78f0 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - お話とっても面白いです！！！けど名前変換がほぼ機能してません！！！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6bf73bd8a0 (このIDを非表示/違反報告)
由利香(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2020年11月7日 12時) (レス) id: 4865437acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2020年11月2日 1時
