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サクサクと雪が積もる雑木林をリドルの手を引いて歩いていると一つ思い出し隣を歩くリドルに声をかけてみる
『リドル知っているかい？…遠い国の迷信だけどため息を吐くと幸せが逃げるそうだよ』
昔聞き齧ったことを言ってみるとリドルは細めた目で私をジトリと見た後
「…はぁ(誰のせいで)」
大きなため息を吐いた
『ほら、また幸せが逃げる』
思わず繋いでいた手を離しリドルの口を塞いでしまった
「……」
『……』
リドルが目で語る離せと
なかなかの目力だなと感心して手を離すと
「Aってそんな迷信を信じるなんて子供なの？」
子供に子供だと言われてしまった
しかしリドルの言う通りだついさっきまで思い出しもしなかった迷信なのに…
『あ、そうか』
「次はなに？」
少し考えている間に少し前に進んでいたリドルが首だけこちらに向ける
『リドルの幸せが逃げてしまうのは嫌だからね。それで思い出したんだろうな』
「…なんだよそれ」
プイと音がしそうなほど首を前に戻したリドルは少し早歩きになった
機嫌を損ねてしまったのかな？
サクサクと歩くリドルの後に黙って続いていると
「A」
『ん？』
「…隣に来てよ。僕は道が分からないから…」
前を見ながら言うリドルの耳は寒さのせいか少し赤く染まっている
『それはそれは…失礼した』
私はリドルとの距離を一気に詰め後ろからリドルの首に手を回し抱きしめながら歩いた
「歩きにくいんだけど」
『この方が暖かいだろ？』
「…まぁね」
どうやらこの歩き方でお許しが出たようだ
背の低いリドルの頭に顎を乗せながらそっとリドルの耳に手を当てると
『(あれ？熱い？？)』
「…A」
リドルは耳に当てた私の手を取ると自らの首にマフラーの様に巻きつける
「寒いんだからちゃんとくっついてなよ」
『ん？そうだね』
顔は熱いのにそう言うリドルに首を傾げてビーズの顔が浮かんだ。
ビーズが居てくれたらリドルの気持ちが分かったのだろうか？
『(まぁいっか)リドル、あれを見てごらんあれは珍しい薬草で…』
「どんな効果があるの？」
『あれにはな…』
指さした先の薬草を見てリドルが尋ねるのでそれに答えたり
この辺りのことを教えていたりしているとあっという間に目的地についた
雑木林を抜けてポツンと立っているボロボロのログハウスに…
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兎凪(プロフ) - 更新頑張って〜❤️応援してます❤️ (2021年10月5日 15時) (
レス) @page49 id: b4c6408c6f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続き気になります。更新頑張って下さい。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 26f37e78f0 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - お話とっても面白いです！！！けど名前変換がほぼ機能してません！！！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6bf73bd8a0 (このIDを非表示/違反報告)
由利香(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2020年11月7日 12時) (レス) id: 4865437acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2020年11月2日 1時
