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_______ポートマフィア 最年少幹部
そう呼ばれ始め、年月が流れるのはこんなにも早いものだったか。
「やァ、今日は疾いね」
「あまり忙しくはなかったからな。太宰は任務終わりか？」
「ああ、一寸した任務帰りでね。」
任務帰りに少し飲んで帰ろうかと
階段を降りた先に在る、何時の店に足を踏み入れた。
ウイスキーを片手に持つ先客は、
私が唯一“友人”と呼べる人物だった。
「マスター、私にも此れを」
「かしこまりました」
マスターからウイスキーを受けとり、
織田作とグラスを合わせると�爛�ンッ…�瓩箸いΣ擦�静かに響いた。
それから暫く、何気ない話を交わしていた。
ポートマフィアのこと、この黒い世界のこと、
何も考えずに心のままに話せる此の時間がとても好きだ。
「でね、あのチビの椅子に大量の接着剤を塗っといたのだよ。どうなったかなあ」
「お前らは仲が良いのか悪いのか、分からんな」
「はあ？織田作、私はね、中也と親しくしているわけじゃあないのだよ？考えただけで虫唾が走るよ」
「そうか、いいコンビだと思うんだがな」
「私が親しく思うのは、織田作……あと安吾くらいかな」
「そうか、それは喜ばしいことだな」
フッと笑みを浮かべウイスキーを口にする織田作は、
私よりも5つ年上で、やはり仕草や雰囲気が少し大人びて感じる。
「織田作は居ないのかい？親しい人…ほら、恋人とか！」
「親しいと云えば、俺も太宰と安吾くらいだな。恋人は居ない。」
なんだ、居ないのか。
織田作からなら浮いた話を聞けるかと思ったのに。
「……大事な奴なら居るが。」
「…え？」
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作者名：ぬん | 作成日時：2023年10月1日 0時
