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あれから3年半。
裕太との接触はあの病室と
仕事場で何度か挨拶したくらい。
裕太はきっと、太ちゃんの幼馴染みくらいしか
認識はないと思う。
私もひたすら感情に蓋をして
彼らとの仕事はずっと、避けてきた。
これからもそのつもりで
裕太のなかに私が戻ることはないと。
.
.
藤「あんなに、泣き虫だったのにな(笑)」
「...........え?」
藤「.........一度も泣かないんだもんな」
「...........」
藤「あの日。病院の屋上で言った言葉は
────────変わってない?」
.
.
太ちゃんと別れて
家に帰ってから、この3年で貰った
誕生日プレゼントを並べてみた。
.
「年間プレゼント表、って.........」
というか、25歳で婚約指輪とか無理じゃん。
しかもそれ以降はないんかい、とか
なんか色々..........笑えてくる。
.
「............いい加減、進まなきゃ」
なんでもないように笑えるように
少しずつでも向き合うようにしなきゃと。
ずっと、避けてきた依頼に返事をした。
.
花≫辛くなったら、すぐに言って。
花からの、力強い言葉。
"Kis-My-Ft2クリスマス特集"
3年半ぶりに彼にカメラを向ける決意をした。
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作者名:そら | 作成日時:2016年7月28日 19時