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太ちゃん達がデビューして
落ち着いてきた頃。
キスマイとの撮影が
何度か入るようになった。
まだ初々しくて、
なんとなく肩に力が入った感じだけど
それはそれで悪くないかもって。
でも、一人だけあまりにも固くて
悪くはないけどなんか引っかかって
何度も撮り直しを要求してしまったの。
その日の帰り、
太ちゃんが花見しない?って誘ってくれて
夜桜を見に行った。
てっきり2人だと思ってたから
桜の下で手を伸ばす裕太を見たとき
少し、驚いた。
けどすぐに撮りたい、と思って
────────カシャッ
.
思わず、切ったシャッター。
これが、彼との出会いで
運命だと思った。
.
藤「おお。これ、めっちゃいい写真だな」
玉「............これ、俺?」
藤「どう見ても玉だろ(笑)
でもこんないい顔してんの、
写真じゃ見たことないかもなー」
玉「.......さすが名カメラマン(笑)」
「んーー、いや被写体がいいから....」
玉「え?でも今日俺散々だったし.....」
「それはまぁ、(笑)
でも今のは撮りたくなりました。純粋に」
玉「..........」
「美しくて、綺麗だった」
そのあとの笑った顔もよかった、
そう伝えればみるみる赤くなる耳と首。
それを見て、自分が恥ずかしいことを
言っていたことに気付いて
結局2人して真っ赤になって
太ちゃんに笑われた。
.
.
付き合うのは、時間の問題で
でも当時は
誕生日が来るまで未成年だった私に
裕太はストップをかけて
両想いの期間が3ヶ月くらいあって。
キスはおろか、手も繋いでくれなくて
やっときた誕生日に
.
玉「Aが好きだよ」
付き合ってください。
そんな素敵な言葉とともに
優しいキスをくれた。
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作者名:そら | 作成日時:2016年7月28日 19時