ヒカリノサキ。 (ページ10)

今日:14 hit、昨日:30 hit、合計:1,034,093 hit

＊10 ページ10

皆のお酒が進むなか

一人黙々とジュースを飲む私。

玉「...せっかく

ビール頼んであげたのに」

「帰り運転しますもん」

玉「代行頼めばよくない？」

「マネージャーの分際で

そんなこと出来ませんよっ、」

そう反論したら

玉森さんの手が

ぎゅっ、ぎゅ、って

......なんだか

遊ばれてるような気がして

「...//」

なのに、

身体はドキドキが止まらなくて

顔が火照ってく。

.

北「ん？Aちゃん顔赤くね？

どーしたー？熱でもある？」

「え？いや、違───」

横「あれ、ほんとだ。

お酒飲んでないのに...大丈夫？」

「っだ、大丈夫です/」

藤「...」

玉森さんから

手を振りほどこうとしても

細長い指が、離してくれなくて

宮「あ、そうだ。

今度のカウコンのあと

新年会的なのやらない？」

千「え？でも

そのあと別の生放送あるじゃん」

宮「うん、だからさ

それが終わったあとに。

せっかく5周年に入るんだし

それに、....」

宮田さんの視線が

私に向けられて、

皆の顔を見ると

寂しそうな顔してるの。

もしかして、

私が来年はいないから？

玉「......いんじゃない？」

「...え、」

玉「新年会。やろーよ」

一番、と言っていいほど

忙しいのに。

玉森さんから

そんな風に言ってくれるなんて

すごく、嬉しくて。

二「やった！じゃ決まりね～

どこ行く？やっぱ焼肉？

Aちゃんなに食べたい？」

「ふふ、焼肉好きですよ」

二「よしっ、んじゃあ焼肉決定ー！」

こんな当たり前みたいに

ここにいられることが

どれだけ贅沢なんだろ、って

ちゃんとわかってなきゃダメ。

玉「んはっ、焼肉食いすぎると

また太っちゃうんじゃない？(笑)」

こんな風に、

意地悪言いながらも

笑いかけてくれることも...

「...」

ちゃんと終わりが来るまでに

夢だった、って

思えるようにならなきゃ。