ヒカリノサキ。 (ページ8)

今日:19 hit、昨日:6 hit、合計:1,034,068 hit

＊8 ページ8

藤ヶ谷さんのお陰で

視線が途切れて。

「スケジュール、ですね

えっと....今週のですか？」

藤「うん。」

「えっと───、」

藤ヶ谷さんと話してたら

他の皆さんが着替え終わってて

北「おーーい、飯行くぞー」

「あ、はい！

藤ヶ谷さん行きましょ....、って

まだ着替えてなかったんですね(笑)」

藤ヶ谷さんが

"先行ってて"、って言うけど

置いていけないし

最終確認も、って思って

横尾さんと待つことにした。

.

「...さて、ちゃんと

シートベルトしましたか？」

大事なアイドル2人を

後ろに乗せて、

(大分)苦手な車を運転。

横「あのさ、青山さんって

ちょっと警戒した方がよくない？」

唐突に話し出した横尾さん。

確かに人目につくとこでは

あまりスキンシップは

よろしくないというか....

でも、

「.....一応、プライベートは

お任せしてますので」

そうなんだよね

一応は、うん....

あーーでもこの2人の前だと

ほんと、やだな。

視線が、視線が痛いよ～

藤「だって、渉。」

横「立派な"マネージャー"だね」

「うっ....、」

藤「ほんとは玉のこと好、」

「あわわわわっ、//」

藤ヶ谷さんだけじゃなく

横尾さんも気付いてる、

けど認めない。

認めないんだからっ！

だって私は、

マネージャーなんだから。

藤「...いい加減、認めろって

別に悪いことじゃないだろ？

人を好きになることは───」

「悪いですよ、」

十分───悪いこと、だよ....

だって立場があるんだから

横「.......Aちゃん、」

「私は"立派なマネージャー"

でいいんです、......最後まで。」

藤「......頑固だな、ったく」

「...ふふ、すみません」

後ろから、藤ヶ谷さんが

"ばーか"って連呼。

キングのかけらもない(笑)

でも、2人の優しさに

いつだって救われてるの。