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藤ヶ谷さんは


あのキスのことも




"勝手にしてごめん"


って、謝ってくれて。









この2週間、ご飯とか


共演の方々と行ったり




忙しいなかでも


私への優しさは変わらなくて。









二「あーー!Aちゃん

すっげぇ久しぶりな気がする!」


北「お。ほんとだ

藤ヶ谷も久しぶりな気すんな(笑)」


「ふふ。たった

2週間ぶりですけどね」









藤ヶ谷さんの


ドラマスケジュールが一杯で




この2週間だけ


グループとしての仕事は


なかったんだよね。









だから玉森さんとも


あの新年会以来。




朝送ったラインも、


既読付いてたし




でも何も返ってきてないから


もういいのかな、なんて。









楽屋をチラッと見れば


宮田さんとじゃれてる玉森さん。









「っ、」


玉「....」









目が合って、動けなくなる。




ずっと見てたら


変に思われるし


逸らそうと思うんだけど


うまく、身体が動かなくて。





 









二「てかさ、

ガヤさんいいなぁ〜


このあとまた2週間は

Aちゃん専属でしょ?」









ニカさんの大きな声が


楽屋にやたら響いて




玉森さんの視線を逸らす。









北「なんか専属って響き

かっけぇな、羨ましいわ(笑)」


千「うん、なんか大物っぽい!」







皆が話に夢中になってるなか


ただ目が合ってただけで




こんなにも


心臓が忙しなく動いて


思わず、溜め息が出る。









藤「どうした?」


「へ....」




藤「疲れた?元気なくない?」









藤ヶ谷さんが


心配そうにこっち見てて




ちゃんとしなきゃって。









「何もないですよ、

全然大丈夫です。」


藤「ん、ならいいけど」









クシャ、って頭撫でられた。






藤ヶ谷さんを


好きになれたら




きっと、幸せなんだろうなって









なのに、どうして




そんな簡単にいかないんだろう。

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作者名:そら | 作成日時:2015年12月29日 18時

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