ヒカリノサキ。 (ページ4)

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キラキラと輝く人達を

ぼんやり見つめながら

昔のことを思い出してたら

玉「なにボーッとしてんの」

「っ、うわ、」

玉「お、ちょっと....

またこぼすぞ？やめろよなー

これ借りもんなんでしょ？(笑)」

さっき二階堂に

散々言ってたもんね、って

また意地悪な顔して笑う。

いきなり話しかけてきたの

玉森さんのくせに。

「また、ってそんなに

こぼしたことありませんから」

玉「あれ、そうだっけ？

俺どっかでワイン服に

ぶっかけられた記憶

あるんだけどなー(笑)」

「...」

たまに言われるこのネタ。

さっきまで思い出してた

あの日のこと。

.

『.....そんなに笑います？』

玉『え？うん(笑)

だって.....ふっ、んははっ』

しばらくして、菜々子から

》今から戻るね

って、そんなラインがきて。

『.....それじゃ、

ありがとうございました』

玉『いーえ。気を付けてね』

『はい、....っ、きゃ、』

置いてたグラスを持って

歩き出そうとしたら

ヒールのバランス崩しちゃって

でも、

玉『っ、大丈夫？』

『え、あ....、ご、ごめんなさい！』

玉『いやいいけど、怪我は？』

抱き留めてくれた彼に

お礼を言おうと顔上げたら

白いシャツに赤い染み。

『っ、べ、弁償します！』

でもこのあと、

彼の言うTシャツの金額に

目眩がしたんだよね。