ヒカリノサキ。 (ページ1)

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キラキラと、輝く世界。

所謂───『芸能界』、とは

弱肉強食。

この先も仕事がある

なんて保証は

どこにもなくて。

それでも

ここで生きる人達は

皆......、輝いている。

.

「っ、あーー！ニカさん！

それダメですよっ

衣装汚れちゃいます～」

二「えぇーー、いいじゃん

したら買い取るし(笑)」

「いや、そうでなくて....

まだ本番前なんですから、ね？」

ガヤガヤとうるさい

......いや、"元気"な楽屋。

今年もコラボ企画などが目玉の

音楽番組に出演が決まって、

その本番前────

つまりリハ後な訳ですが

いつも通りの

わちゃわちゃ感満載の楽屋。

横「ニカ、ちゃんと

Aちゃんの言うこと聞けって」

二「もーー、わかったよ...」

さすがキスマイの母。

横尾さんには、

もう常に助けてもらってて

失礼ながら是非とも

マネージャーも

兼任していただきたい。

北「Aちゃーん、

眠いよ～」

「.....へ？えっと、

まだ1時間は余裕ありますから

寝てて大丈夫ですよ？」

北「うん。知ってる(笑)

そうじゃなくてーー、

ふふ....お膝を拝借したいな～♪」

「...」

北山さんは、もう。

優しいけど

たまーにセクハラ発言するの

ほんとはすごい真面目なのに

チャラいとか軽いとか

だから言われちゃうのにね(笑)

.

────スタンバイお願いしまーす！

さっきまでの雰囲気とは

うって変わって

仕事モードに入る瞬間。

北「.....うし、行きますか」

この人たちがアイドルなんだ、って

改めて、思わされるんだ。