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スタジオに戻って、
ゆずさんから頼まれてた
アレンジに取りかかってたら
鞄のなかにあるはずのCDがなくて。
「..........、嘘、落とした?」
3人に向けて書いた曲、
それが入ってるCDがなくって
鞄を逆さにしたけどなくて、床にへたりこむ。
一応、まだ音源残してあるけど
誰かに拾われちゃってたら.......はぁ。
探さなきゃって、立ち上がろうとしたら
部屋をノックする音。
.............誰?
今日は、ハルさんいないし
私も誰かに会う予定はなくて
ここのスタジオは私専用で
ほとんど人は出入りしないのに
.
「..........どちら様、でしょうか」
折「あ、、突然申し訳ありません!
先日こちらにお伺いした折川と申します。」
「.........えっと、何か」
折「中に入らせていただいても
よろしいでしょうか.....」
ドア越しに聞こえる声。
でも今は、それどころじゃないし
タイミング悪いなぁ。
鞄を片付けてドアを開けると
この前見た男性がいて、
でもすぐに頭を下げた。
「わざわざ足を運んでいただいて
申し訳ないのですが、今少し取り込んでいて
それにお話等はマネージャーを通して
いただきたいのです、...よろしいでしょうか」
CD、探さなくちゃって
部屋を出て外に出れば
見慣れない2人の男性がいて。
一気に身体が強ばるのがわかる。
..........どう、しよう。声、出ない
北「あの、一度だけでいいので
お話する時間もらえませんか?」
「...........」
北「っ、お願いします!」
「...........っ、あ、」
玉「..........あの、」
「............!」
玉「一度も話聞かないで決めるって、
.........え、あの、」
折「く、栗原さん?!」
「..........はぁ、はっ、...」
背の高い男の人が
私の肩に触れた瞬間、嫌な記憶が戻ってきて
やっぱりまだ、ダメだったって
自分の弱さに悲しくなった。
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作者名:そら | 作成日時:2015年8月29日 21時