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玉「.....なんで龍くんに笑われるの?(笑)」
可愛い顔で、ん?って首傾けてる。
なんで、ってそりゃぁ......
.
龍『はっ?お前に彼氏??
あり得ないっ、(笑)台風来るぞーーーー!』
........っていうのが目に見えてる。
ほんと、龍って
私のことなんだと思ってるんだか(笑)
「んー、龍は私のことお子様扱いだから
きっと私に彼氏とか出来たら
からかわれるだろうな、って想像できる(笑)」
玉「そうなんだ(笑).........え?」
「うん、どうしたの?」
玉「あ、いや......Aって
付き合うの、初めてだったり、する?」
「..........っ、え?!」
図星過ぎて固まってると
裕太くんがふわ、って笑って。
何墓穴掘ってるのー、って自己嫌悪してたら
裕太くんの指先が私の指先に絡んで
優しくて甘い声が耳に届く。
玉「........すげー嬉しい」
顔を上げると、はにかんで笑う顔。
「........イヤじゃ、ないの?」
玉「え?なんで?全然イヤじゃないよ
むしろすげぇ嬉しい。.........大事にする」
キュ、って繋がれた指先から
好きって気持ちが伝わりそうなくらい
裕太くんにドキドキしてる。
なんか、すっごく身体熱い。
.
玉「.......その顔、今しないでよ」
「え?......顔?」
玉「うん。可愛すぎる
.......帰したくなくなっちゃう(笑)」
「.......へ?//」
また、顔に熱が集中してくの感じて
頬っぺた手で覆ったら
コンコン、ってノックの音。
窓の方見たら、直が立ってて
慌てて降りようとしたんだけど、
玉「んはっ、シートベルト外さないで
どうやって降りるの(笑)」
「う、........あ、ありがとう」
玉「ふふ。気をつけて降りてね」
裕太くんがシートベルト外してくれて
車を降りたら、直がおかえりって。
「うん、ただいま」
直が少し苦しげに笑って見えたのは
私の........気のせい、なのかな。
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作者名:そら | 作成日時:2015年8月29日 21時