Love letter. (ページ15)

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7月中旬、ものっすごい天気悪い。

龍「ぜーーったいやめた方がいい！」

「.........しょうがないじゃん、仕事だもん」

龍「俺からハルさんに言ってやるって

"今日Aはお腹が痛くて休みます"って」

「ずる休みだよ、それ。

しかも理由小学生じゃん」

龍「その小学生並に

雷怖い～って泣くのは誰だよ、アホ。」

「っ、//も、いつの話よっ、バカ龍！」

朝からこの調子で、

龍はずーっと休め休めってうるさいの。

今日はキスマイさんとの打ち合わせ日で

今月中にはレコーディングまでいきたいから

なんだかんだ詰め詰めで。

由宇は今日雑誌の撮影で、

私もあとから合流するんだけど

龍と直はお休みみたいで。

龍この前、彼女にフラれたから

暇で暇で仕方ないんだね、きっと。

..........雷怖いのは事実だけど。

あの広い局内で停電はしないだろうし

一人にならなきゃ大丈夫、......な筈。

って、あ！もう。こんな時間だしっ

「じゃぁね、戸締まりよろしく！

行ってきまーす」

.

すっごいどしゃ降り。

台風でも近づいてんのかな、ってくらいに

.

ハ「すごい雨よね～、はいタオル」

「うん。窓バチバチ言ってるもんね

ありがとう.........ん？何？」

運転席に座るハルさんから視線を感じて

ハ「んーん。嬉しいの」

「ん？雨が？」

ハ「ふふ。違くて(笑)

Aが自分から

今回の件やるって言ってくれたから。」

"私や社長が説得するんじゃなくてね"

って、優しく笑ってくれて。

.

「"色んな人に出会うことも大切"」

ハ「え、？」

「ふふ。潤さんにそう言われたんだ」

それに、

"すげぇ、嬉しい。ありがとう"

玉森さんの喜んでくれた時の、あの笑顔。

私まで幸せな気持ちになったんだ。