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(玉森 said)









"知らなくて当然だからね"









そう言って俺の頭も撫でる大野くん。




あんまり話したことないけど、


ふわふわした空気感が落ちつかせてくれる。









大「ニノがねー、

Aがキスマイのオファー断りそうだから

ちょっと言ってやったって(笑)」


玉「え?二宮くん、が....?」


大「ニノはAのこと大好きだからね

俺もだけど。色々越えてほしいんだって、」


玉「..........」









大野くんの話をまとめると


栗原さんはあることがきっかけで


男の人が苦手になって、その影響からか


知らない人に心を閉ざしてしまうらしい。




それでもこの業界にいるのは









大「この子が天才だからだよ」


玉「........」


大「だから音楽からは離れられない

そして周りも放っておいてはくれない。

.......Aは、音楽に愛されてる」


玉「.........」




大「何よりこの子が─────」









"音楽を愛してる"









大「たまにいるでしょ?

音楽をビジネスとしか考えてなかったり

歌うための努力をしないやつ。」


玉「.........え、」




大「Aはね、そういうの本気でダメなの


悲しいけどそういう考えを持つのは

偏見じゃなくて音楽以外の仕事もこなしてる

人間が多いんだよ。.......俺達アイドルにね」




玉「っ、....」









少し、怯んでしまった。







大野くんの言葉に何も返せなくて









.









大「ふふ。

って言っても、可愛い後輩だからね〜

君らがそんな風に思ってるなんて考えてないよ」


玉「え?」




大「この先Aと組めるようになったら

さっきの男嫌いとか、

色々考えて行動してあげてねー」









"必要以上に言いたくないから

タマちゃんにしか言わないし"









それと、頑張ってねって
 



大野くんは部屋を出ていった。

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作者名:そら | 作成日時:2015年8月29日 21時

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