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*113 ★ ページ23

「......なんで、」









テレビのリモコンを


手にとった裕太が"ん?"って









玉「どした、.....え?A、」


「う、ふぇ.....っ、」




玉「え、え?なになに??

どうしたの、A?」









バカみたいに


急に泣き出した私に




裕太は戸惑ってて


でも優しくぎゅぅってしてくれた。









裕太の匂いに包まれて


少しだけ、安心して。









玉「....なんかあった?」


「ん、.....裕太が、」




玉「ん。俺?....なんかした?」


「ううん。なにもしない...から、」




玉「へ?何もしてないのに

泣いてんの?(笑)


え、待ってどういうこと?」




「...」









裕太がどういうこと、って


本気でわかんないって顔してる。






裕太の......バカ。









「......何もしないの?」


玉「ん?だから、それどういう───」




「前は、卒業したら

すぐって言ってたのに


泊まっても寝ちゃうし

なんで何もしないの?」




玉「.......、」









言いながら、


だんだん恥ずかしくなってきた。




裕太、何も言わないし


普通女の子から

こんなこと言わないよね、って


もしかして引いた?







急にどうしようもない


気持ちになって







"やっぱいい"、って


離れようとしたら





すごく強引に、キスされて。









「んんっ、.....ん、ぁ...っ、」


玉「いいの?」




「はぁっ、はぁっ」


玉「......一回シたら、

マジで止まんないよ?」









裕太の目が、オトコの人。




ドキドキと胸が高鳴る









.









「.......して、」









言葉にすれば、


裕太が私に覆い被さって









"我慢してたから、頑張ってね"









って、悪戯に笑った。

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作者名:そら | 作成日時:2015年11月26日 0時

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