52 ページ3
ふれあいコーナーを後にし、まだ見ていないエリアを見て回って気付けば夕方になっていた
「最後にお土産のとこ見て行っていい？」
「いいやん！いこ！」
「わあ…！」
「思ったよりいっぱいグッズがあるんやな」
お土産屋さんに入るとぬいぐるみやお菓子、ストラップにキーホルダーとたくさんグッズがあってどれを買おうか迷う
…とりあえず夏菜にお菓子を買っていこう
人気商品と書いてある可愛いお菓子を一つ手に取り、わたしはキーホルダーのコーナーに向かった
「どの子にしよう…」
「このうさぎのキーホルダーが可愛いと思うで」
迷っていると後ろから純喜がそう言ってきた
「確かに可愛い…」
「やろ！佐藤、うさぎ好きやんな？」
「へ？」
いやまあ、確かに好きだけどそんなこと純喜に言ったっけ？
「私、純喜にうさぎ好きって言ったっけ？」
「あれ、違った？」
「ううん、違わないけど…」
「だって小学校の頃飼育委員してたやん。みんなしたがらんのに佐藤だけは率先して手あげてたからうさぎ好きなんやなっておもてたんやけど…」
そう言われればそんなこともあった
飼育委員は夏休みも学校に行ってお世話をしなきゃいけなかったからみんな嫌そうにしてたけど、私だけはうさぎと遊べるって思って手あげてた…けど
「よく、覚えてるねそんなこと」
「記憶力はええんやで？」
純喜はうさぎのキーホルダーを二つとって
「ほな、これお揃いにしよ！」
「え、」
「嫌やった？」
「あ、ううん…」
「じゃあこれ買ってくるわ！」
そう言って純喜はすたすたとレジへと行ってしまった
本当によくわからない…
友達でもお揃いは普通なのかな…
考えるのをやめて自分の分の会計を済ませようと私もレジへと向かった
「はいこれ！」
お土産屋さんを出た後、純喜がうさぎのキーホルダーを渡してくれた
「…ありがとう。お金払うよ」
「ええって！」
「でも…」
「そしたらまた今度佐藤になんか買ってもらうから！」
また…今度、ね…
「わかった。今度なんか奢るね」
そう言うことしか出来なかった
「晩御飯どうする？お腹すいた？」
「ちょっと空いたかも…どこかで食べて帰る？」
「そうしよ！」
私たちは動物園を出て、街を歩き、適当なお店へ入った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲彩(プロフ) - みるきーさん» 嬉しい感想ありがとうございます！そう言ってもらえてとっても嬉しいです…！読んでくださってありがとうございました！！ (2021年9月17日 18時) (
レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - ドキドキとキュンキュンが止まりませんでした。ふたりが笑顔になれて良かったです！ (2021年9月17日 14時) (レス) id: a74b0e4aef (このIDを非表示/違反報告)
咲彩(プロフ) - nanakoさん» お褒めの言葉ありがとうございます！そう言っていただけてすっごく嬉しいです！！読んでくださってありがとうございました！ (2021年8月25日 11時) (レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - 最高でした。純喜が純喜すぎてキュンキュンしてなけてきました。 (2021年8月25日 8時) (レス) id: 1c76470b40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲彩 | 作成日時：2021年8月22日 21時
