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田中「確認したら体育館使っていいみたいなんで、ここで食べましょう!」
そう言って田中が勢いよく体育館の扉を開けると、よく見る顔ぶれで「おお」とつい笑顔になる。
大地、スガ、旭の3年トリオはもちろん、西谷、日向が既にご飯を食べながら待っていた。
「全員ではないのね」
田中「月島は問答無用で来ませんでしたし、山口も月島を選びやがり、縁下と木下と成田はそれぞれバレー部以外の奴といつも飯食ってるみたいで」
日向「谷地さんも呼んだけどクラスの子と約束あったみたいっす!」
まあいる人間だけで楽しみましょう!と言う田中に
大地たちのいる場所に案内され、円になって座る。
もちろん隣には、影山くん。
澤村「あんま部員で飯食うってないし、新鮮だな」
菅原「俺らくらいだべ、昼休みに集まんの。ははは」
西谷「仲良しでいいじゃないっすか!なあ翔陽!」
日向「オッス!!」
旭「うん、たまにはいいかもなあ」
潔子ちゃんと食べるご飯はもちろん美味しいけど、わいわいと賑わいながら食べるご飯も美味しい。
楽しそうに話すみんなを見て笑っていると、「あの」と隣から声をかけられる。
影山「…七海さん、嫌いなもんとかありますか」
「ん?ううん、なんでも食べれるよ」
影山「俺の弁当、唐揚げ入ってるんすけど」
「へえ、おいしそー」
影山「よかったら、い、いります…か」
「「「(影山いった!!)」」」
「え?ううん、いらない。自分で食べな?」
「「「(振られた!!!)」」」
なんか部員の目が死ぬほどうるさい気がするけど気のせいなのか否か。
影山くんの申し出を丁重に断ると、一旦黙ったもののまたすぐに私に向き直る。
影山「食ってください!!!お願いします!!!!」
「え!?なに!?わかった食べる食べる!!そんな顔しなくても食べるから!!!」
「「「(強引にいきよった!!!)」」」
あまりに凄い勢いで頼んでくるからつい承諾したが、
何を理由にそんな必死なんだろう、と不思議に思った
…が、その理由もすぐに察する。
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足が自爆型スメルテロ(プロフ) - めちゃくちゃキュンすぎました!!、、、!たまりません。。。。!!!!! (2021年1月30日 1時) (レス) id: 7e7b8fc71b (このIDを非表示/違反報告)
A - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/cow0415cow7/ (2020年12月26日 19時) (レス) id: 2f502d1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
もちねこ(プロフ) - 久しぶりにこんなにキュンキュンする小説読みました、、!!普段影山の作品あまり読まないんですが、目を通して正解でした。主人公と影山の会話はもちろんですが、他の部員たちの会話も面白くて大好きです! (2020年11月29日 11時) (レス) id: bf7fa3a49d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 2人とも可愛い、、!ギャグとキュンってこんなにも両立できるものなんですね、!!!コントでも繰り広げられているのかというほどのテンポのいい会話、流石です!! (2020年11月29日 1時) (レス) id: 14de8ea307 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - キュンが止まらないです. . . !!100評価目いただきました! (2020年11月28日 19時) (レス) id: d4f4d3c247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずかわ | 作成日時:2020年11月26日 15時