全部教えて2【西山宏太朗】

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西山「ご飯何食べたい？」


貴方「…」


西山「ねえって」


貴方「…」








仕事が終わり西山さんの家に帰った後ソファの上でうずくまっている私に話を振ってきたが未だに拗ねていた私は返事をしなかった


そんな私の隣に座って頬をつんつんしてきたのでプイッと顔を逸らすと頭にチュッと口付けされた









貴方「な、なにするんですか…っ」


西山「機嫌治るかな〜って」


貴方「別に機嫌悪くなんてないです！」


西山「そ？」








峰崎さんと楽しそうに話す西山さんの顔を思い出しては腹が立ってくる
西山さんって話し上手で聞き上手だから話しやすいんだよね


だからきっと気になっちゃう女の子が多いんだ
この天然たらしめ…









西山「お腹すいた〜 あ、ピザでも頼む？」


貴方「西山さん」


西山「ん？なーに」








ピザのチラシを見ている西山さんの名前を呼ぶと私に笑顔を向けた
そんな西山さんの顔を両手で挟んだ








貴方「西山さんは誰が好きなんですか」


西山「Aさんですよ〜？」


貴方「西山さんの彼女は誰ですか」


西山「それもAさんですね〜」


貴方「そうです」


西山「うん？？？」









そう、私は西山さんの彼女なの
その彼女を放って若い娘と随分と楽しそうに話してましたね？
とは言えない。そんな事言ったら重い女だと思われる


でも西山さんの口からちゃんと聞けたからもう満足









貴方「よし！ピザ頼みましょ！」


西山「なんだったの笑」


貴方「なんでもありませーん」








なんのピザにしようかチラシを眺めているとまた頭にキスをされた








貴方「…なんですかさっきから」


西山「ん〜、俺の彼女可愛いなって思って」


貴方「なら口にして下さい！」









恥ずかしげも無くサラッと答える西山さんに頬を膨らませるとクスッと笑ってから唇を重ねてくれた

唇が離れると優しい表情でふわりと笑った








西山「好きだよ」


貴方「私は大大大好きです！」









やっぱり不安になる必要なんてないかも
だって西山さんはそれ以上に私に愛をくれるから









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