全部教えて2【西山宏太朗】

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峰崎「あーあ…七瀬さんが束縛するせいで西山さん受け取れないじゃないですか」


貴方「っ…」


峰崎「そんなんじゃすぐ捨てられますよ」









確かに…私は束縛しすぎたのかもしれない
もっと西山さんの意見を聞いてからやるべきだった
西山さんに捨てられるのだけは嫌だ…嫌われたくない



峰崎さんの言葉に更に気持ちが沈んで涙が滲んだ
それを隠すように俯くと腕を引かれて目の前には西山さんの大きな背中があって私を隠すように前に出てくれた









西山「俺の可愛い彼女いじめんのやめてくれる？」


貴方「！」


峰崎「だ、だって…！七瀬さんのわがままで西山さんの事好きな人が損するなんておかしくないですか？」


西山「これのどこがわがままなの？彼女なんだから当たり前じゃん」


峰崎「っ…で、でも！西山さんの事を好きな人は私や七瀬さん以外にも沢山いるんですよ！？」








やっぱりいるんだ…！！
西山さん優しいしカッコイイし面白いからモテるだろうなとは思ってたけどさあ！！








峰崎「西山さんは皆のものでしょ！？」


西山「いや、俺はAちゃんのものだけど…」


貴方「…！」








" 俺はAちゃんのもの "

" だからAちゃんは俺のね？ "



デートの時にした会話。
そうだよ…私は西山さんのもので西山さんは私のものなんだ








峰崎「…いいじゃないですか！お菓子くらい！」


西山「じゃあはっきり言うけど…俺君のお菓子食べたくない」


峰崎「っ」


西山「俺はAちゃんがくれた物以外いらないから」


貴方「西山さん…っ」









西山さんの言葉が嬉しくて背中に顔を埋めて服をキュッと握りしめた
貴方はいつも私の事を優先にしてくれるんですね









峰崎「…わかりました！もういいです！」








峰崎さんは荒々しい口調で早歩きでその場を去った









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