愛してるって言えるのは…3 (ページ38)

今日:16 hit、昨日:11 hit、合計:518,789 hit

38 ページ38

そこから先はまた怒涛の毎日だった。

雨のように…時に槍のように降ってくる柏木確認。

でも、忙しい方が気が紛れたし、何より、あんな素敵なライブを間近で見せてもらえて、皆の為にもっともっと頑張りたいと思った。

あっちの方でもいいことがあった。

最近の状況確認で彼に電話した時に、手を離せなかったからって、瑠花が代わりに電話に出た。

久しぶりに聞く娘の声。

強がってるんだろうけど、思ったより元気な声をしていた。

それから、時々、瑠花からも電話が来るようになった。

主にパパの文句やそうたの文句を言っている(笑)

時々、電話口にそうたも出るようになった。

瑠「みささんってママみたい！ママの方が怖いけどね。」

そうやって楽しそうに笑う瑠花の言葉に、チクっとした。

ーーーーーーーーーーーー

ツアーファイナル

アンコールを終えて、大歓声の中、皆が帰って来る。

直人さんは柏木さんとがっつり握手をした後、ハグをしてる。

それに続いて皆もハグをしてる。

いいなー、男の友情。

なんて見てるとメンバーが私の方を指差しながら何やらコソコソ相談してる。

え？何？何？

すると「レオナー！」と一斉に駆け寄ってきてポーンと胴上げされた。

「きゃー！何！何！怖い！！」

3回ほど身体が宙に浮いた後、私は臣君の首にぶら下がる感じで抱っこされた。

臣「ありがと。お前のお陰で大成功だったよ。」

子供を抱っこするようにぎゅーっとしながら耳元で優しく囁いてくれた。

メンバーが、代わる代わる私の頭をポンポン叩く。

泣いてぐちゃぐちゃの顔で

「頭悪くなるからそれ以上叩かないで」って言ったら爆笑してた。

素直じゃなくて、ごめんね？