愛してるって言えるのは…3 (ページ13)

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臣side

直人「なんかさー…Newレオナってさ、神様の贈り物みたいだよね。今、俺ら、嬉しいことにめっちゃ忙しくて、がむしゃらに、ただ頑張って…でも心のどっかにトゲが刺さってて…1人1人のそのトゲ抜きに来てくれたみたいだ。」

皆うなづいてる。

直人「だからかな。時々、全員のトゲ抜いたら消えちゃうんじゃないかって不安になるんだよね。」

多分…皆が不安に思っていることを口に出してくれる直人さん…。

健「エリー！お前トゲ抜かれんととっとけ！！」

エリ「えー…すんません。俺、もう抜いてもらっちゃいました！」

健「え？！」

エリ「いつだったかな？前にレオナに『私、エリたんのこと尊敬してる。』って言われて。どこが？って笑ったら、『その笑顔』って。『エリーはきっと沢山嫌な思いや辛い思いして来たこともあっただろうに、絶対に被害者にならない。そして、受けた傷を誰にも見せずに自分だけで治療して、同じような傷を自分は人につけないように人一倍努力してる人だ。』って。その時は恥ずかしくて「サンキュー！」ってハグして終わりましたけど、家に帰って泣きましたもん。レオナの言葉にすんげー癒された。」

直己「あの子らしいな」

隆二「……。レオナ、最近ずっと苦しんでる。俺らには言えないことなんだなって思うから聞かないようにしてるけど…なんかできることないのかな、俺らに。」

直人「そうそう！それでさ！サプライズでさ！レオナに喜んでもらいたいと思って！」