愛してるって言えるのは…3 (ページ11)

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私、バカだ。

こんなに皆が大きな存在になってるのに、今更避けたところで何の解決になるんだろう。

一緒にいれる時間がいつ終わるか分からないなら、その時間を大事に過ごしたい。

余計なことは取り払って、１つだけ残った気持ちは…それしかないのに。

もっと近くで皆を見たい…！

そう思って関係者席に走って行く。

柏木さんからのプレゼント。

メンバーが見える1番良い席を取ってくれてた。

泣きながらステージを見てると、メンバーが私に気づいてくれる。

順番に近づいては、「レオナ！」って呼んでくれてるのが口の動きで分かる。

隆二君は投げキッス、臣君は近くに来た時に「愛してる」って口パクで言ってる。

お陰で、今日のこっち側の席は「神席」ってランクがついた。

アンコールが終わったあと、みんなの所に駆け寄ると、いつかみたいに頭をクシャクシャに撫でられた。

岩「なーに1人で抱えてたの？俺に偉そーに言っといて。」

ごめんね。本当にその通り。

隆「辛くなったらまたいつでも泣きに来て。レオナの為にいつでも空けとくよ」

ごめんね。いつも甘えてばかりで。

臣「何も望まないから。ただ隣で、いつも俺のこと見てて。」

見てるよ、ずっと、見てる。例え隣に入れなくなってもずっと見てるから。