Storm's a moment vol.3 (ページ43)

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サクラ咲けページ43

side 二宮

潤君の表情が怒りに染まって行く

翔ちゃんも冷めたメで、ジッと成り行きを見ているし

全く…、ハズレくじなんてモンじゃないですよ。

村上「あっ！相葉ちゃん！写真お願いしますっ」

雅「へぁっ？！」

目をまん丸にして固まっていた相葉氏

純正培養100%みたいな人ですから、衝撃すぎて回線がショートしてしまったみたいですね。

『ー…ねぇ、村上さん。貴女新人研修で何を学んで来たの？』

村上「は…………？」

『もし仮に写真を撮ったその後は？ジャニーズの所属タレントの写った写真を、ウェブ上に…しかもプライベート写真を載せるなんてご法度もいい所。それに貴女のお友達にも見せてはいけない、そう習わなかった？』

村上「………、」

『もう貴女は社会人なの、大学生でも子供でもない。ルールは守りなさい、仕事中に私情を挟むなんて言語道断だと思わない？』

『それに、マネージャーになるのならその態度は頂けない。もう一度、研修受けて来なさい』

あーぁ、ウチの如来様を怒らせましたね。

どんなミスでも笑って赦す旭灯サンでも、仕事を怠けているヤツには容赦ない

仕事をナメてる奴がしでかした事には、絶対零度の声で訥々と

男役で培ったひっくい声で、怖いなんてモンじゃない。

村上「ー……てか、アンタに言われたくなーい」

智「は……？」

村上「ジャニーズに女のタレントはアンタ1人だけ。チヤホヤされたいから、入ったんでしょ？マジウザい、そーゆーのっ！さっきからなんなの？偉そうにベラベラ喋って、ホントウザい！」

村上「私がアンタのマネージャーだったら、ソッコー事務所辞めさせるね！オヒメサマ扱いされたいだけじゃん！」

はい、アウトー！

ホント何なんですか、コイツは。

キレイに我々の怒りスイッチを撃ち抜いて来るなんて

いっそお見事ですよ。

『ー悪いけど、オヒメサマ扱いされたくて嵐やってないし、この事務所に居るワケじゃない』

村上「口では何とでも言えるでしょ」

『ふぅ……、貴女が私を目の敵にするのは構わないけど。仕事はちゃんとやりなさい、貴女はマネージャーでしょう』

村上「さっきからギャーギャーうるさいんだけど、オバさんっ！イライラするから黙っててくれるっ？！」

怒りの余り髪の毛振り回して叫ぶコイツ

丹念にセットしただろうに、もうグッチャグチャ

まぁ…、カケラも同情は感じ得ませんけど。