二話 ページ2
「おいおいなんだ！？」
「すいません、密航です…このガキ、下の船倉に隠れてやがった！」
「密航！？」
「お前はいつ乗って来た！？下にはいなかっただろう！」
『……』
この顔立ち…外国人か？
「答えろ！」
『…ついさっき』
黙ってる方が面倒だな…ここは素直に謝罪しよう
『すいませんでした、勝手に乗り込んでしまって…
逃げはしないから、腕を離して下さいませんか？』
ここは相手の神経を逆撫でするような事はしない方がいい
なるべく波風立てないように…
「はっ、どうせ嘘だろ！」
『私は本当に逃げない』
「騙されるかよ！」
チェンジ【雷】
『逃げないと…
言ってるだろ』バリッ！
「いってぇ！？」
死なない程度に放電
これは仕方ない、離してくれなかったんだからな
「！？電気か！？」
「まさか、新手のスタンド使い…！？」
すたんど…？
若干数名に凄い警戒されてるが気にしたら負けだ
『離せと言ったら離せ、全く…』
服を整える
「海上警察に突き出してやる！」
「えっ、警察！？
お願いだ、見逃してくれよ！
シンガポールにいる父ちゃんに会いたいだけなんだ！」
『シンガポール…？
あの』
緑の学生服の人に聞く
『この船、シンガポール行きなんですか？』
「あぁ、そうだが…知らずに乗ったのか？」
な、なんて事だ…外国じゃないか…
でも、日本人である私と言葉が通じるのは何故だ？
「お願いだ、何でもする！
こき使ってくれよ！」
「ん〜、どうしよっかな〜....」
船員は女の子の頬を左右から引っ張って遊んでいる
わざとらしい
「やっぱりダメだね！やーだよ」
「〜っ！」
ガブッ
男の子が船員の腕に噛み付く
いや…声の高さからして女の子か？
そしたらそのまま海に飛び込んでしまった
「おぉ、飛び込んだ！元気〜！」
「マズイっすよ！この辺は鮫が集まっている海域なんだ！」
「「！？」」
「これはマズイ！」
バッ！
私も海に飛び込んだ
「！？お、おい！」
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莉奈 - 更新頑張ってください。楽しみに待ってます。応援してます。面白いです。 (2018年10月30日 1時) (
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作者名：ここあん | 作成日時：2018年4月23日 17時
