三十話 ページ32
相手がカスだったからか、それとも俺がブチギレてたからか
思っている以上に早く終わった
『…こりゃ本当にミンチだな』
怪人の残骸を見るAさん
見なくて良いですAさんの神聖なる目が穢れる
『おい、返り血塗れだぞ…
えっと…あった
足しにならないかもしれないが、これ使ってくれ』
金属「え"」
渡されたのはハンカチ
Aさんの ハ ン カ チ
金属「ちょおおおAさああああん！？」
これは流石にダメだ
俺なんかが触れて良いものじゃない
『別に私のハンカチなんて汚れてもいいんだよ
ほらほら、血に塗れたままだと嫌だろ？』
そう言って無理やり拭く
あぁ、ハンカチからもいい匂いが…
…俺もう終わるんじゃねぇのか？(悟り)
金属「こ、これっ
今すぐにでも洗って返しますっ！」
『あー…
良いよ、返さなくても』
金属「はっ？」
『いや、さっき調べたんだが…
君、元はC級だったんだろう？
そこから頑張ってここまで這い上がってきた…
だから、凄いなって思ってね
これからも上に行ける様、応援と…
その…尊敬の意味も込めて…さ』
金属「 」
『でも私のなんていらないよな
余計なお世話だろ、すまない』
ああああああああああああああああああああああああ！！
今なら死ねる！ここで頭打って死ねる！
だってAさんが！あのAさんが！！
俺の事尊敬してるってうおおおおおおおおおお！！
多分今の俺なら災害レベル神でもイケる、これ絶対
それほどまでに破壊力があるんだぞ！？
いや待て金属バット
この場で俺が言うべきなのは…
金属「喜んで頂きます」
ハンカチを貰う事だ(真顔)
『そうか？なら良いが…
あ、そうだ
今携帯持ってる？』
金属「アッ、はい、持って、ます」
『携帯番号とか教えてくれないか？
私も教える』
金属「はい！？」
けけけけけ携帯番号おおおおおおおおお！？
『私達は友達だろ？それに、君と居るのは楽しいしね
…はい、登録』
金属「あ、あ、あ…」
もう思考回路が麻痺し始めた
『今日はこんなになっちゃったが…
また出かけような、金属バット』
去って行くAさんの後ろ姿を見つめ、携帯を握り締める
…神様、ありがとうございます(真顔)
金属バットside終了
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創晴カナデ(プロフ) - 今日、この作品を見つけた瞬間から時間も忘れてぶっ続けで読み進めました。面白いです。主人公やサイタマの心情描写、起こる出来事、全て面白いです。素敵な作品をありがとうございます。 (2019年4月14日 22時) (
レス) id: e7164eec7a (このIDを非表示/違反報告)
ここあん(プロフ) - アリスさん» 頑張ります！(あれ、私ってヤンデレ上手く書けたっけ…)← (2017年3月24日 21時) (レス) id: d6ebd7d76d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ここあんさん» おぉ！ありがとうございます！！！滅茶苦茶嬉しいです (2017年3月24日 19時) (レス) id: 0119360b8a (このIDを非表示/違反報告)
ここあん(プロフ) - アリスさん» マジかヤンデレ入れて正解か←ならわんさかっさ入れてくぜ( ^ω^ ) (2017年3月24日 18時) (レス) id: d6ebd7d76d (このIDを非表示/違反報告)
ここあん(プロフ) - アリスさん» ありがとうございまああああああっす！ (2017年3月24日 18時) (レス) id: d6ebd7d76d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここあん | 作成日時：2017年3月4日 14時
