六十三話 ページ17
太「運転手は軍警に引き渡したよ」
ほっ、良かった
運転手の人、無事なんだ
『此処が臓器密売人が取引に使っていたと云うビルですか』
中に入ると、既にもぬけの殻
国「もう逃げた後か…」
壁を見ると、一面煤けている
『壁が黒焦げですね』
太「此処は嘗て、蒼き王が自爆した場所だね」
国「そうだ」
『蒼き王…蒼色旗のテロリストで有名な奴でしたよね』
太「そう、国や企業の施設を幾つも破壊したテロリスト
蒼き使徒って名前を聞いてから、何となく蒼き王と関連が有りそうだと思ってたけどね…」
蒼き王が最後に自爆したって聞いていたけど
『此処がそうなんですか…確か、警察に追い詰められて自爆したんですよね』
国「そうだ
あの時俺は奴のアジトが此処だと突き止め、警察に報告した」
『蒼き王のアジトを突き止めたのって国木田さんだったんですか？』
国「だが事件当日、軍・公安・警察が合同で動いていた為、指揮系統は混乱していた
報告を受けて素早くこのアジトに駆け付けたのは現場の刑事が僅か五人
更に悪い事に、犯人のテロリスト、蒼き王も警察の動きに勘付き
爆弾を抱えて此処に立て篭もった
錯綜した命令の挙句、下された決断は突入
だが特殊部隊でも異能力者でもない刑事達に何が出来る
追い込まれた蒼き王は、此処で自爆して果てた
五人の刑事を巻き添えにしてな」
太「思い出したよ国木田君
その時殉職した刑事さんの一人が、あの六蔵少年の父親だよね」
国「正義感の強い良い刑事だった
アジトの報告を警察にあげたのは俺だ
俺が殺したようなものだ」
『悪いのは自爆した犯人じゃないですか…』
太「その通りだよ
それでも国木田君は六蔵少年の面倒を見ずにはいられない
死んだ父親の代わりにね」
罪滅ぼしの心算か、国木田さんは悪くないだろうに…
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うむ - ななしさん» そもそも、人様の作人に文句言うのはおかしいだろ。馬鹿じゃねぇの？ (2019年5月15日 0時) (
レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - ななしさん、夢主の設定に書いてあったじゃないですか。不快だったら読まなかったらいいでしょ。 (2018年4月29日 18時) (レス) id: d2c16e13e5 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 性格の悪い、また口のききかたのなってない夢主。読んでいて、不快です。 (2018年3月29日 16時) (レス) id: c7f2f47d03 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 佐々木さんじゃなくて佐々城さんじゃないですか？ (2018年1月9日 22時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
かじみゆ - 駄作者の部屋の黒の時代のネタなんですけど、あれ『2回殴って5発撃つ』ですよ (2017年11月20日 1時) (レス) id: 1a5a576943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここあん | 作成日時：2017年7月25日 13時
