君を、守るよ。２ (ページ4)

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ー渡辺

三『日焼けとかも大丈夫そう、だね』

三『よし、じゃあ早速照射に移ろうか。』

閉院時間間近ということもあり、

俺の紹介ということもあり、

そして何故だか本人の希望もあり()、

普通なら看護師さんが照射するところを

先輩直々にやって頂けるらしい。

贅沢かよ。

〝翔太どうする？ここで待機しとく？〟

全身照射だし、女性専用クリニックだし。

院長室という名の診察室で待っていていいよ、

という先輩の気遣いを遮るように、

「え、だめ！しょっぴもいっしょ！！」

と叫ばれたため…

またまた施術室に同伴……

(もはや立ち位置が行方不明)

三『ぜーんぶ服脱いで、タオル掛けていいからうつ伏せで横になって待ってて、』

三『準備できた頃に翔太とまた来るね、』

「え、別にせんせーたちいてもいいよ」

真顔で言い放つからゲンコツ突いといた。

＊

ベッドにうつ伏せになったAの頭側に座って。

「こわぃ…いたい、？」

『もう遅い。腹括れ。』

「しょっぴ、手握っててぇ…泣！」

ビビり倒して、開始前からべそかいてる。

ほんと、相変わらずっていうか。

片手でAの手を握りながら、

もう片手で頭撫でて…

変わんねーのは俺も、なんだよな(苦笑)

三『じゃあテスト照射いきまーす、』

三『いくよー…、』

「、！！」

三『痛い？大丈夫そう、？』

一発目の照射。

びくんっとした身体に思わずこちらも握る手に力が入った。

健くんと顔を覗き込めば、

「…あ、へーき。」

想像以上に痛みは伴わなかったことに

本人も驚いているのかきょとん顔。

それから何回か連続照射も平気だったようで

「これならだいじょーぶ。」

とすっかり目を閉じてリラックスモード…

もうこれ俺必要なくね？と手を離して部屋を出ようとすれば

「しょっぴだめよ？まだ難関(ＶＩＯ)が残ってるの。」

いくら見えないようにしてくれるとはいえさ…

よくおまえ平気ね、？

(「だってしょっぴみたことあ…(自重」)