君を、守るよ。２ (ページ3)

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ー渡辺

あの後…

「全身ＶＩＯ脱毛をしようと思うのですが、良いですか？」

主治医に向かって首こてん。

ふっかさんの目ん玉を飛び出させながらも

無事おっけーをもらったAと

俺のかかりつけの美容皮膚科に来ている。

岩深『え、脱毛必要なほど毛生えてねぇじゃん、』

「だからぁ…せんせーたちも見たことあるでしょう？」

岩深『………、』

デジャブ？って件ももれなくやった。

大学の先輩で、

美容皮膚科を専門にしていて

昨年、クリニックを開業。

俺はそこの男性専用のクリニックに通ってるんだけど、

そういえばその上のフロアは女性専用だったな、なんて思い出して

久しぶりに連絡して事情を説明したら快諾してくれた。

当日は本人だけで大丈夫だよ、と言われたけど

「ぜったいしょっぴも一緒にきて、！！」

なんてせがまれるからわざわざ勤務終わりにAを大学まで迎えにきて受診に付き添っている。

俺は彼氏か。

＜…ご契約内容は、全身ＶＩＯ5回コースで…＞

＜…この後、先生の診察を受けて頂いて、本日1回目のご照射という形でよろしいですか？＞

「……はい、」

ガッチガチじゃねぇか(笑)

？『どうもはじめまして、院長の三宅といいます。よろしくね、Aちゃん(笑)』

「………(ぺこ」

そう、ここのクリニックの院長が

俺の大学の先輩(Aの先輩でもあるんだぞ)

三宅健くん。

三『今まで皮膚のトラブルや病気…アトピーとか、乾燥が酷いとかあったかな？』

「………(ちら、」

いやいや…自分で答えろよ、(笑)

『いや、特にはないと思います。悔しいくらいに肌つやっつやなんで。』

真っ白すぎる肌色に、

赤ちゃんか！ってくらいの水分量を持った肌。

なんもしてねぇのにな…

羨ましい限り。