君を、守るよ。２ (ページ14)

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ー向井

照先生のおかげで緊張も少し解れたのか

高校で流行っているキャラクターのお話や
(今の子達はアンパンがすきなん、？)

お友達のお話をしてくれていたけど…

深『じゃあ、ちょっとだけ頑張るぞ、？』

針構えたふっかさんをみた瞬間、

「、！！！んやぁ！！泣」

全身で反り返って暴れそうになった身体は

がっしりと照先生の腕によって封じ込められた(笑)

この瞬間のために鍛えたん？ってくらいに

左腕でがっつり体幹抑えて、

右腕はAちゃんの顔を自分の胸に押し付けるように抱いて。

耳元で、『大丈夫、すぐおわるから、！』って囁く姿はどっからどう見ても…(割愛

深『ん、よし入った～…！痛いとこ終わり！がんばったがんばった。』

神業、としか言えやんふっか先生の華麗なるルートキープ。

深『あとテープ巻き巻きしたらおしまい～』

あと、康二お願いしていい？
検査室、電話してくる。

マルクの準備のため診察室へ消えていったふっか先生に代わり、包帯をまきまき。

『Aちゃん、かしこかったな～！もう痛いとこ終わってしまったで！』

なんて気づいたら自分もお子ちゃま仕様全開で褒めている…

ご本人は未だ照先生の腕の中でスンスン泣いとるけど。

ルートキープさえ終えてしまえば、

あとは鎮静している間に検査は終わってしまうから本人としてはひと山越えたところ。

〝ちっくんがんばった人はさ、がんばったねシール貰えんだよ、〟

なんて照先生とシールを選ぶ泣きべそギャルを片目に処置室の準備を進めた。

(がんばったねシールの対象年齢は幼児までやねんけど)(まぁいいか)