ULOG学園~if~：8月26日 (ページ3)

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コンピューター室
そこは、もはや神月風の
私室のようになっていた
カタカタと鳴るキーボード音と
たまに聞こえるクリック音

【チャットルーム】
叶：風ちゃん何やってんの？
風：ちょっと色々ね♪
風：月、らぁは何も気付いてない？
月：多分大丈夫
風：計画通り
陽：今、それ言いたくて月に聞いた？(笑)
風：Σd(≧∀≦*)
月：駄目だこいつ…早くなんとかしないと
叶：月もノってきた(笑)

...............................

「せんぱーい！」
『おー！朱音！例のブツは？』
「このとーり！…カツアゲですか？」
『そうとも言う！』
「むしろ、そうとしか言わんですよ！？」

コンピューター室に入ってきたのは
大量のお菓子を抱えた黒髪に
少し癖のあるイントネーションの男子生徒
青木朱音、一つ後輩の甘党仲間

『まぁまぁ、ケーキ分けてあげるから』
「ケーキ！！」

お菓子を取られシュンとしていたかと思えば
ケーキという言葉に目が輝き
耳と尻尾が見えるのは気のせいだろうか

そこへ風の携帯が鳴る
表示される名前に口角を
上げて通話ボタンを押した

「何ですかあのメールは」
『やっほー、依頼だよ探偵さん！』
「何が依頼です、この街1番の
ケーキを持ってこいだなんて」
『ほら、やとと甘い物好きだし
その情報網でさ！』
「…まぁ事情が事情です、今回だけですよ」
『ありがと！報酬はまた今度ちゃんとするから』
「報酬ですか…でしたら私も仲間に入れてください」
『え？珍しいね』
「今日は暇なんですよ、では放課後に」

さぁ、これで役者は揃った

【チャットルーム】
風：準備完了、コンピューター室！！