転生したら水銀の呪霊だったんだが

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激しい戦闘音がする

私はそちらに向かって急いだ

戦闘現場に着くと、なんということでしょう。夏油が殺されかけてるではありませんか

夏油の首に向かって斬撃が飛ぶ

「うわああああああ！待って待って！！」

私は色々な思いで叫びながら、子供を安全な所に置き

「水銀操術！」

夏油の前に大きな盾をつくった

ガキィン！

斬撃を防ぐと、そのまま

「水銀操術……剣！」

大きい剣を作り、呪霊を一刀両断した

「イ゛タイ……イ゛タイィィ……」

呪霊が呻く

殺す気で斬ったんだけどな。案外生命力がある

私は夏油の方を向いた

「夏油、まだ死んでないから取り込みな」

私の言葉に夏油は頷き、呪霊に手をかざす

呪霊が黒い玉になっていく……

夏油は、手に持った黒い玉をゴクリと飲み込んだ

夏油は少し目を見開いたが、すぐに元の顔に戻る

「ありがとう。天花。助けてくれて」

「どういたしまして」

「子供達は？」

「2人、死んでる。2人分の左腕は回収した。もう一人の子も呪いに相当あてられているから、早く呪術高専に帰って、治療してもらおう」

夏油は少し息をのむと

「ああ、そうだね」

そういって、夏油は補助監督さんの車へ歩き出した

私も子供と器を拾い、夏油の後を追いかけた

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