俺にちょーだい？【つかさ】

2． ページ3

・





旧校舎にある第3音楽室。
今はもう使われてなくて、人だって滅多に来ない

私の一番好きな場所＿＿＿。




扉を開ける時に鳴るガラガラと古びた音が私にはとても心地よい

古い教室の匂い

薄暗い部屋

今はもう綺麗な音は出ないであろう、グランドピアノの前にある大きくて横に長い椅子は、私のいつものポジション。


寝転がって、目を閉じれば嫌なことも全て忘れられる




『ずっとここに居たい.....なんて...ね。』




重い体を起こし、教室全てを写すのではないかと言うくらい大きな鏡の前に立った。

制服のボタンを一つ一つ外していく

背中にある傷にかすれるシャツが鬱陶しい＿＿＿。




上半身だけ制服を脱ぎ、鏡に背が写るように後ろを向いた。

爪やナイフで切り刻まれた傷に、棒や拳で殴られた痣だらけ




『はは、相変わらず酷いなぁ』




他人事のように、自分に笑って聞かせる。
悩んだって、泣いたって何も変わらない
辛いだけだ。









・









『ねぇ私＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿死のうか？』




鏡に写る自分を見て、呟いた。

何か答えが返ってくるんじゃないかって期待したけど、そんな馬鹿馬鹿しいことある訳ない...よね、




ニコッ




『ははは、...見間違え...見間違え...＿＿＿。』




ねえ。まって。鏡の中の私笑ってるんだけど。





・


なんか重くないか...？
もっとこう、なんか楽しい雰囲気で書きたいのに！！！

3．→←1．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す