秘密の部屋-What Should I Do? (ページ9)

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翌朝、ハリーの練習の応援のために、私とロンとハーマイオニーはクィデッチのスタンドに座っていた。

ロ「まだ終わらないのか？」

『始まってすらないみたいだよ』

私は、ちょうどその時更衣室から出てきたハリーを指さした。ロンは信じられないという顔をした。
ハーマイオニーはパンをくわえながら手を振っていた。

練習が始まってすぐ、グリーンのローブを着た数人が箒を手に競技場に入ってきた。

ああ、やっぱり。
キャプテンのオリバー・ウッドは、スリザリンチームに突っかかりに行った。

「ここは僕が予約したんだ！」

スリザリンのキャプテン、マーカス・プリントは、答える代わりにスネイプ教授からもらった許可証をひらひらとさせた。

ロ「スリザリンに新しいシーカーだって？」

グ「まあ、あれマルフォイよ！」

ロ「しかもニンバス二〇〇一だなんて......あいつの父親に決まってる」

ロンは怒り心頭の様子だった。私たちは急いでスタンドを降り、ハリーのところに向かった。

近づいてくる私たちの姿を認めたドラコは、最高級の箒を見せびらかして言った。

ド「いいだろう？」

グ「少なくとも、グリフィンドールの選手は誰一人としてお金で選ばれたりしてないわ。こっちは純粋に才能で選手になったのよ」

自慢げなドラコに、ハーマイオニーは鼻先を上に向けてきっぱりと言った。
マルフォイの薄い唇が歪む。

ド「誰もお前の意見なんか求めてない。生まれそこないの穢れた__________」

ドラコはそれ以上続けることができなかった。
私が彼の頬を力一杯打ったからだ。

『生まれそこないはどっちよ。父親譲りのクズのくせに』

私は彼の耳元で囁いた。言葉選びに大きな問題があったかもしれないが、そのときの私はそれだけ怒りに震えていた。

ドラコは、青白い顔をさらに青くした。
驚いたことに何も言い返さず、私の方を見ることもなく更衣室の方に戻ってしまう。

グ「あなたったら、こんどこそあの父親に報復されるわよ」

ハーマイオニーは呆れたように言った。ハリーは笑っている。ロンは不思議なようだった。

ロ「あいつ、なんでか君にだけは何も言えないみたいだ」

もしかしたらそれは父親の言いつけなのかもしれない、とふと思った。そう考えると、全ての辻褄が合う。