十四。 ページ15
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「今日おせーじゃん」
「授業がいつもより多かったの」
「蒼真来ねーから先生がホール出てて勉強教えてもらえなかった」
「えー、それおれのせいなの?笑」
などと、蒼真さんと仲良さげに話しているのは間違いなく二見くんで。
でもたしかお姉さんのお店でバイトの先生さんに勉強教えてもらうって言ってたよね?
え?ココって、
「あ、Aこないだのカウンターんとこ座る?」
「A?
お、紫登じゃん」
『あ、どうも、さっきぶりだね。二見くん。』
うひぇ、名前呼ばれたんだけど!!
「あれ?2人って知り合いなの?」
「コッチのセリフなんだけど」
「おれ着替えてこないとだからまた後でね!
あ、Aコレ。さっき買ったやつ!」
『あ、ありがとうございます蒼真さん!』
奥のスタッフルームへと消えていく蒼真さん。
残された私と二見くん。
「座れば?」
『あ、はい、!お邪魔します。。』
カウンターの角席に座る。
(※夏祭りの回で颯くんが座ってた席に瞬くん、五十嵐先生が座っていた席にAさんです、!)
「あら?この間蒼真くんが連れてきた子だ!Aちゃん?
今日も連れてこられたの?」
『どうも、紫登Aです。この間はお邪魔しました、!
今日もお邪魔させていただきます!』
「二見麻美です。どうぞゆっくりしていって」
「姉ちゃん、紫登がさっき見せた絵描いてくれた人」
二見麻美さん。
姉ちゃん。
本当に姉弟なんだ
「あら、そうだったの〜!
瞬とも仲良くしてくれてるのね、ありがとう!」
『いえいえそんな、!
ちゃんとお話するの今日が初めてというか、私なんて二見くんからしたらこの間知り合った人くらいの存在でして、』
そりゃ、仲良くはなりたいですけど
私は1年生のときから二見くんのこと知ってるけど、二見くんからしたらこの間が初対面みたいなものだからね。
「この間、姉ちゃんからもらったイヤホン校舎から落としたの拾ってくれた」
「何してるの、。
せっかくあげたんだから大事にしなさいよ!」
「今日は勉強教えてくれた。
あと絆創膏くれた」
「たくさんお世話になってるのね…。
Aちゃん、瞬がごめんなさいね」
『いえいえそんな、!』
「お腹すいてる?好きなもの食べていいわよ!」
ご馳走するわ!なんて。
『え!とんでもないです!!
そもそも絆創膏の件は私が怪我させてしまったから、』
「オムライス美味いぜ」
『二見くん!?』
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ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています!即☆押しました!笑 (2023年1月23日 21時) (レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです!始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています! (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ。 | 作成日時:2022年12月29日 12時