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一。 ページ2

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お昼休み。



いつものように花壇のお花たちにお水をあげていると、


『なにこれ、?』



イヤホンを拾った。

黒と緑のワイヤレスイヤホン


なぜか片方。





上を見上げても誰もいない


『窓開いてるし、誰か落としちゃったのかな』




後で落とし物箱に入れておこうと思い除菌シートで土を拭き取ってティッシュに包んでブレザーのポケットに丁寧にしまう。




そして改めてお花にお水をあげようとした時、



「わー!!!!ちょっと待ってください!!!」

誰かが叫びながらこっちに走ってくる


『えっ』


「水かけないでください!!」


『どうして

、、って赤井くん!』


「あ、紫登じゃん!」

そっか、紫登園芸部か。と言って言葉がくずれるこの人は赤井くん。


去年同じクラスだったこともあり仲は良い。



『どうしたの?そんなに慌て、、』


「どした紫登?」


『ふ、二見くん、』




赤井くんの後ろにいるのは間違いなく学校一のモテ男
"二見瞬"くん。

赤井くんと同じハンドボール部で運動神経抜群。
この間の球技大会もバスケだったけど優勝。


それだけでもモテる要素は十分だけど、とにかくかっこいい。



お顔はもちろん、背も高いし、他の男子とは違ったクールな雰囲気がさらに女の子たちを魅了している。




そしてなにより


「あ、そう!瞬がこの辺にイヤホン落としてさ、それ探しにきたんだよ

"ぜってー落ちねー"とか言いながらブンブン首振って落とすとかなにしてんだよ!ってな笑」


「うっせ」


そう、二見瞬くんはクールでかっこいい反面

少しドジでかわいい。




そのギャップにキュンとこない人はいないだろう。







私もその1人。

二見くんとは全然話したことはないけど、一度友達に誘われて観に行ったハンドボールの試合を観て見事に惚れちゃいました。

我ながら単純です。




「てことで、この辺にイヤホン落ちてなかった?

ワイヤレスイヤホン片っぽ笑」


「笑うな」


『あ、もしかしてコレ?』


先程ポケットにしまったティッシュに包まれたイヤホンを取り出す



「あ、それ」

と、私の手元を見て声を発する二見くん。



間近でしっかり見るのは初めてと言ってもいい。

かっこいい、、。



「あざす」


『あ、えと、、うん、!』

「紫登吃りすぎ笑」


『うるさいなあ!』



.

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設定タグ:クールドジ男子 , 二見瞬   
作品ジャンル:恋愛
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ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています!即☆押しました!笑 (2023年1月23日 21時) (レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです!始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています! (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はむ。 | 作成日時:2022年12月29日 12時

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