世話を焼きたくなるあの子は陰キャで引き籠りでコミュ症です ７！

引き籠りと女の子の夢 ページ3

Aside

小さい頃の女の子の夢はなんだろう

私は魔法使いになることだった
あんずちゃんの夢は確かパティシエで、あこちゃんの夢は某戦隊ヒロイン
璃音ちゃんはお姫様
でも女の子であれば誰もが一度は夢見ることがあって

『うわぁ〜〜！』

あんず「すごいですね〜」

思わず感嘆の声を上げてしまうほどに美しかった
都心から少し離れた丘にそびえ立つ教会
これで寂れてるなんて信じられない

『こんな素敵な場所で結婚式をあげられたら一生の思い出になるだろうね』

あんず「A先輩があげたらどうですか？もちろんプライベートで」

『へぁっ！？そんな相手、いませんし・・・』

ス「あなたがＣＬＥＡＲさん？」

『は、はい！』

ス「ここのスタッフ兼、責任者をしています。今回はよろしくお願いします」

『こ、こちらこそ宜しくお願いします』

男性用のタキシード、女性用のウェディングドレスを着る
式場の人が用意をするとのことだった

ス「こちらが今回着ていただくドレスとタキシードです」

『綺麗・・・』

ス「気に入っていただけたのなら幸いです」

光沢のある純白のドレスとタキシード
想像でイメージはしていたものの、やはり実物は違う
圧巻してしまった

ス「ではまずドレスの方からお願いします」

『わかりました！』



あんず「おぉ〜！A先輩、似合ってます！可愛い！素敵！」

『あんまりそんな事言わないでくださいっ・・・あと、ＣＬＥＡＲさんですよ？今は威厳は無いかもしれないですけど』

あんず「そうでした！ＣＬＥＡＲさん、改めまして、今日はよろしくお願いします！」

『こちらこそ、今日はよろしくね・・・♪』

純白に包まれた私はＣＬＥＡＲであって倉持Aではないけど
もしも私が結婚するのだとしたらこんな感じなのだろうと想像できた
隣、なんて今は考えられないけど

ス「とてもお似合いです、流石ＣＬＥＡＲさんですね」

『ありがとうございます・・・♪』

ス「ではさっそく撮影に入りましょう」

あんず「よろしくお願いします！」

ほんの少しだけ違和感を感じる
ここのスタッフさんがあまりにもこの仕事を淡々とこなしているように見える
あんずちゃんと比べて温度差がある様に思える

自分にはなにも、期待されていないと言うことかもしれない

『・・・悔しい』

ぽつり、無意識にそう呟いた

素人ですとも、でも現場で沢山モデルさんを見てきました
この為に多少勉強もしてきました

絶対に見返して見せますから・・・！

引き籠りと黒→←引き籠りと蜂達

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す