引き籠りと出会う前の 〜アナザーストーリ〜 ページ3
まだ本編じゃなくてすみません!こんなのあったらいいなー的なやつでございます。
二次創作の二次創作的なやつ?
一年前
図書室
noside
レオ「ふふふ〜ん♪」
『へ、返却日は、二週間後・・・です。ごりよ、うありがとうございました・・・』
図書室で作曲するのが一番インスピレーションが湧き上がるという事に気づいた日から毎日のように来ている
図書委員は知ってる中では一人だけ
話した事もなければ視界に入れたことすらない
単に同じ空間に居るだけの関係
「倉持さんいつもありがとう」
『え?えと、い、いえ・・・』
何故か分からないけど途端にメロディーが乱れる
「倉持さん彼氏いないでしょ?いなさそうだなー」
『あ、は、はい・・・』
「だったら俺が付き合ってあげてもいいよー?」
空気が変わった
ペンの先がつぶれた、は?意味わかんないんだけど?インクが出ないじゃん
五線譜の音符がぐちゃぐちゃになる。頭がぐるぐるする
「倉持さんも嬉しいでしょ?ねぇ」
『いや、その・・・』
ガタッっと椅子を引く音がしてバサバサと紙、本が落ちる音、色んな音がした
全ての音が不協和音になって耳に届く
イライラする、ただえさえインスピレーションが止まったというのに
「折角彼氏になってあげるって言うんだからありがたくなってもらえばいいじゃん?何で分かんないかなー!?」
『あっ、その、いやっ・・・!』
スパーンと軽い音がする
レオは作曲の為の紙で男子生徒の頭を叩いた
この音が静寂の合図
『えっ・・・?』
「何すんだよ!・・・って、お前・・・!?」
レオ「んー?どうでもいいけど作曲の邪魔すんなよ」
男子生徒は他に何か言いたそうだったが舌打ちをすると図書室から出ていった
彼女の方を見るとあせあせとプリントなり本なりを拾い上げていた
さて作曲をしようかともといた場所に戻ろうとすると声をかけられた
『あ、あのっ!』
声が裏返っていた
レオ「なに?」
緊張が移ってレオの声も堅くなる
『助け、て頂き、ありっ、がとう、ござい・・・ました・・・』
途切れ途切れの声が一生懸命感謝を伝えようとしている
レオ「ん、別に・・・どういたしまして」
初めて彼女の声をちゃんと聞いたかもしれない
感情が高ぶりすぐにでも誰かに報告したくなったけど不思議とインスピレーションは湧いてこなかった
結局彼女と話したのはそれっきりだった
すぐにでも忘れてしまいそうな話
思い出すときは二人がどんな関係になっている時だろうか
引き籠りと出勤→←王様と忘れられない事 ちょいピンクっぽい?
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ほたる(プロフ) - リンゴアメ!さん» 返信が遅くなりすみません!璃音ちゃんすごくいい子なんです!!ぜひ是非この後の活躍もご期待下さい! (2021年2月6日 22時) (レス) id: 316294f269 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴアメ! - 離音ちゃん。本当は、ていうか、普通に良い子。 (2020年12月31日 10時) (レス) id: 4fea662fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張ります!! (2020年5月25日 0時) (レス) id: c7843103b7 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - すごく面白いです!毎回楽しみにしています!更新頑張ってください! (2020年5月24日 16時) (レス) id: 6dda6e3cbe (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - Mikamiさん» ありがとうございます!!ひっそりじゃなくてばばーんと読んでくださいな(??) (2020年4月17日 16時) (レス) id: 316dd4594c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほたる x他1人 | 作成日時:2020年4月14日 16時