引き籠りとステージ ページ33
『・・・』
零「繋げるの頼んだぞい・・・我輩たちも準備する」
『・・・だいじょうぶ・・・』
少しだけ口角をあげたAはいつものAじゃないような気がした
『♪♪〜♪〜』
透明な歌声が会場を包んだ
女性のような、男性のような声だった
１０分なんてあっという間だった
２曲歌い終わるとひざから崩れ落ちたので慌てて回収した
その後は通常通り
SNS上では名も知らないアイドルがいきなりステージに立った、あのアイドルは誰だと話題になっていた
Aは凄い
一回で他のアイドルのファンを自分のファンにしてしまった
『・・・私は、一体』
零「Aのお陰でライブは成功したぞい」
『何言ってるの・・・私は何にもしてないよ。れーくんたちが頑張っただけだよ』
零「しかし、Aのことは随分と話題になっておるようじゃのぅ」
『れーくんさ、もういいよ』
零「はて、どういうことじゃ？」
『私が気づかないとでも？全部お見通しだよ。今回のこと』
零「・・・怒っておるかえ・・・？」
『別に？天祥院くんから似たような話はあったし何を今更って感じだね』
零「Aが嫌ならやめればいい。我輩も天祥院くんに唆されたわけではないが、話に乗ってしまった」
『れーくんは悪くないよ、もちろん天祥院くんもね。逆にありがとう、私のしたいことを見いだしてくれて』
零「？？」
『少しだけ、羨ましかったから。ステージにいるれーくんやしゅ〜くんが、キラキラしてて、二人とも楽しそうで。二人だけじゃなくて、他の人たちも。どんな景色なんだろうっていつも考えてた、だから良かった。こういうの、楽しかった。ありがとう、れーくん』
零「A」
『でももういいや、楽しかったけど疲れちゃったし。れーくんもライブが終わったあとすぐに来てくれたんでしょ？ゆっくり休んでね』
零「すまない、A」
『平気だよ、って何回も言ってるじゃん。れーくんって案外気にするタイプ？』
零「A、本当に大丈夫かえ？無理とかしてるんじゃ───」
『れーくん』
ふわっとAの匂いが近くなった
『れーくんに元気になるおまじないをかけます・・・！ぎゅ〜！』
零「A！？」
『れーくんが元気になりますように♪』
『これでもうくよくよしないでね』
途端にAが離れた
まだAの感触が残っている
小さくて、溶けてしまいそうな
女性特有の柔らかい感触
零「A、ぎゅ〜！」
『れっれーくん！？』
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ほたる(プロフ) - 凛々さん» そんな偶然が！？一応璃音さんはちゃんと良いキャラになるのでご安心を！ (2020年1月19日 21時) (
レス) id: 101ac6905b (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 璃音と設定していたらおんなじ名前だった(･ω･｀*) (2020年1月19日 13時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 翡翠さん» そう言ってもらえて嬉しいです！！作者もぎゅ〜したい！← (2019年7月13日 13時) (レス) id: 5adb5ae005 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - んんんッ:(*´////`*)私もぎゅーしたいです！というかされたいです！ (2019年6月29日 22時) (レス) id: 66716d0bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 未來さん» フォロバ致しました！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年6月22日 21時) (レス) id: 5adb5ae005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる x他1人 | 作成日時：2019年4月30日 0時
