世話を焼きたくなるあの子は陰キャで引き籠りでコミュ症です

引き籠りは引き籠りたい ページ2

つむぎ「おはよ〜ございます」

そう言いながら図書室の鍵を開ける

セキュリティがしっかりしている夢ノ咲学院では施錠は図書委員が早めに学院についてやるというのが役目

ゴールデンウィークも明け、ここから本格的に授業が始まる

つむぎ「あれ？Aちゃんいないんですか？」

いつもならいるはずのAを探す

すると貸し出しカウンターの下から何やら不穏な声が聞こえる

『ウヘヘヘヘ・・・フフフフフ・・・』

つむぎ「はぁ、全くもう」

つむぎはそう言うとカバンから期間限定のチョコプリンを出した

蓋をあけるとチョコレートの良い匂いがする

『チョコレートの・・・良い匂い・・・？あだっ！』

貸し出しカウンターに頭を思い切りぶつけたのだろう
鈍い音とともに涙目の少女が現れる

つむぎ「Aちゃん、ちゃんと下校時刻には家に帰りなさいっていつも言ってるじゃないですか」

『だって・・・気になってた本が届いたからつい読んじゃって・・・』

下を向き、目を泳がせて、段々声が聞き取りづらくなる

普通の人ならここで怒るところだが、つむぎはAのことを理解しているので

つむぎ「まぁ、今に始まった事じゃないですからね。ところでご飯食べましたか？」

『食べてない・・・』

つむぎ「夜ごはんは？」

『食べてない・・・』

つむぎ「お腹は？」

『空いてる・・・』

つむぎ「購買で何か買ってきましょうか？」

『ありがとう・・・！』

Aは前髪で隠れていて見えない目を輝かせながらお礼を言う

つむぎ「今日はAちゃん、クラスに行くんですか？」

『えっと・・・行かない・・・』

つむぎ「でも少しは慣れておかないと」

『うぅ・・・無理かもしれない。ここで引き籠ってる・・・』

つむぎ「俺と同じクラスだったらよかったんですけどね」

『つむちゃんとでも・・・無理。知らない人怖い・・・』

つむぎ「じゃあ少しずつね。購買に行って来ます、本の続き読んじゃダメですよ？」

『うん・・・』

つむぎが行った後

『読んじゃおうかな？でも・・・つむちゃんとの約束・・・でも読みたい・・・・』

葛藤してました

引き籠りと人形師→←設定

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す