【名探偵コナン】有能過ぎる転生執事【男主】 (ページ41)

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第40話ページ41

…

「＿＿で、その毒が女性の血管を膨張させたと……」

そう呟いたのは、先程到着したばかりの目暮警部だ

男が盛った毒が一時的に血管を膨張させる役割をしたことにより

元々あった傷口から血が流れ、女は失血死した

それが眠りの小五郎が出した答えである

確かにその推理どうりに物事が動けば

あの惨状が出来上がる事にも頷ける

女が自らベランダに向かったのも

毒により気分が悪くなったからだろう

手錠を掛けられ、高木刑事に連れて行かれている男を横目に

お嬢様が深い溜息を吐いた

「ごめんね、蘭。こんな事に巻き込んじゃって」

折角のパーティーだって云うのに、

そう続けながら肩を落とす

全力の同意をしたい所だが

その元凶は貴女が誘ったガキンチョですよ、お嬢様

今回も驚きの事件吸引体質を見せてくれた我らが主人公だが

もうそろそろダイ●ン掃除機にでもなりそうで心配である

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

主人公の未来を案じる事に夢中になっていたオレは

背後から近づいて来るもう一人の仲間に気づかなかった

オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら……

「Oh! Aren't you Lamb?」(あぁ!ラムじゃないか!)

『！！？』

寿命が縮んでしまっていた！

＿＿おいおいあんた

そんな至近距離でデカい声出すなよ

俺の心臓がバクバクいってるじゃないか

こりゃ2ヶ月くらい寿命縮んだわ

少しイラつきながらも声の主の方に振り返る

その正体にも大体見当がついている

俺を“ラム”と呼ぶのも、これ程常時ハイテンションな奴も

あいつ以外には居ない

……まさか此処で会う事になるとは思わなかったが、

「Long time no see! How have you been?」(久しぶり!元気にしてた?)

『 Same as always. You haven't changed one bit, Alex.』(相変わらずです。貴方は少しも変わりませんね、アレックス)

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