【名探偵コナン】有能過ぎる転生執事【男主】 (ページ17)

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第16話ページ17

…

『はい、羔野です。』

まだガラケーよりも旧型の携帯電話に耳を当てる

「あ、羔野君～？新しい仕事だよー。」

呑気に喋るのはうちの会社のボスだ

何処かの組合のボスみたいな強面なので、そのまま社員にはボスと呼ばれている

まぁ、喋り方がこれなので初対面の人には2度見されるのがデフォだ

あ、あとガタイがいいと思われがちだが、あれ全部脂肪である

「それがねー、鈴木朋子さんの方からのご依頼なんだけどー」

……ん？

『鈴木朋子様って…もしかして鈴木財閥の……』

「そーそー。会長の奥さんだよー」

色んな感情が混ざり、思わずチベスナ顔になる

(辞めようと思ってた傍から財閥登場かよ)

まるで嘲笑う様なタイミングに少しイラッとした

しかし同時に湧き上がってくる喜悦の情に上書きされる

どういう経緯で指名されたのかは分からないが

とりあえず俺は確信した

これは園子様の執事になり、俺TUEEEEが出来るチャンスであると

…

『……拝命致します』