第15話 ページ16
…
はいはーい
時は流れに流れ、俺氏は29歳になりましたー
まぁ、あれから17年くらい経った訳だが
細かい説明は面倒臭いので割愛させて頂こう()
まずは俺、執事になりました
高校卒業後
なんだかんだ言って仲良くなれた爆処組に惜しまれながらも
俺はアメリカへと飛んだ
某有名大学に合格したからである
学んだ内容としては情報工学だ
これについては前世の知識があるから結構楽だったな
元々IT企業に勤務してた社畜だし
あ、因みに当時のコナン世界は俺がいた世界よりも30年程昔の設定だったらしい
原作のループ期間の20年プラス、コナンくんが誕生する迄の10年間で30年
いやァ、ぐー○る先生がまだいないのは驚いたね
時間軸的には当たり前の事なのだろうが、矢張り不便である
論文には人工知能についての事を書いたので、是非活用して欲しい
そしてそして、その在学期間中にも様々な資格を取り
卒業後は無事に日本の執事派遣会社に採用された
すごくリアルな話をすると、最近は個人営業の執事は少ない
やはり執事を雇うとなると払うお金はバカにならないのである
故に長期雇用は難しいし、利用客の殆どは海外からのセレブ
日本のトップ財閥なんかはベテランしか雇わないので
ここ数年の俺の担当は、別荘にやって来た大企業の社長さん達だった
大体は1週間単位での雇用だ
(あー、俺の当てが外れてたー)
会社の休憩室でお茶を飲みながら項垂れる
なんだかんだ言って、最近はこの仕事にもやりがいを感じているのだ
辞めるのはあと暫く続けてみてからにしよう
もうそろそろ原作も開始するみたいだし
何か別の方法でコナンくん達に接触出来れば……
pu ru ru ru……
俺の思考を遮るようにポケットのケータイが震えた
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作者名：＿名前を変える必要がある | 作成日時：2019年6月23日 16時
