続＊A connected heart [ep.1]

21.JK ページ21

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JK「ヌナ、ソファで話せる？」



ジョングク君、と壁を作られて
Aとはなんだか呼びづらくて…
久々に呼んだヌナという言葉。


ヌナに壁を作られ、自ら壁を作り
どんどん離れていく距離にまた苦しくなる。



ソファに座ると間を空けてだけど
となりに座ってくれたヌナの方に
体を向け直し話し始めた。





JK"ヌナ、俺の話聞いてくれる？"

"………"




ダイニングに座るヒョン達からの視線は
気になるけど、俺たちには繋がる力がある。

口に出して話をしなくたって
想いを伝えることはできるから。



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ヌナは窓の外に目を向けたまま
俺を見てはくれない。
それでも伝えなきゃ。




JK"ごめんね、無理やり連れ戻したりして…
でも、あのままさよならなんて…できないよ。
どうしてもちゃんと話しておきたかった。"



JK"俺はヌナと別れたくない。
勝手なこと言ってるってわかってる…けど…
ヌナがいないなんて考えられないんだ…"




ゆっくりとこっちを振り向くヌナ。

合わさった瞳は変わらず冷たいものだけど
それでも、あぁ好きだな…なんて思ってしまう。




JK"ヌナ…戻ってきてよ…
ヌナからの信用を取り戻せるように
俺頑張るから…"



"…もうね、傷付けたくないし
傷付きたくないの"



JK"………"



"このまま別れなかったら
お互い辛いだけだよ"



JK"…Aはもう俺のことなんて嫌い？"



"…ふふ、嫌いになれたらどれだけ楽だろうね。
いっそのこと嫌いになりたいよ"



JK"そんなこと言わないで…
俺は今もAが大好きだよ。
だからどれだけ辛い思いをしたとしても
離れたくなんかない"



"やり直したって信用することができない…
傷付けることばかり言ってしまいそうで嫌なの。
辛い思いしながら一緒にいる意味って何？"


JK"………"



"ジョングク君はまだ若いんだから
きっとすぐいい子が見つかるよ"



JK"またそんな言い方するの？
歳なんか関係なくてAだったから
好きになったのに！"


"同年代の子とだったら
もっとらくに楽しく付き合えるんじゃない？
私みたいな面倒なのじゃなくて
まっさらな可愛い子が
ジョングク君くらいの歳なら沢山いるでしょ？"



JK「いい加減にして！！
むり、冷静に話せない。
ちょっと頭冷やしてくるから
Aここにいて。
戻ってくるからちゃんとここにいて」



いきなり大きな声で話したからか
うわぁ！！びっくりした！なんて
数名の声が聞こえるけど、知らない。



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