続＊A connected heart [ep.1]

17.JK ページ17

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二度と関わらないで、か。
……きっついな。



そりゃそう言われても無理ない。
ずっとAのことを心配していた
さえさんだもん。



でも諦めるわけにはいかないんだ。




JM「さえさん、なんだって？」



電話の一部始終を見ていたヒョン達は
心配そうな顔で俺を見ていた。




JK「さえさんのところには来てないそうです。
二度と関わらないでって言われちゃいました…
探す当てがないです…」



JM「そっか…じゃあホテルは？
あー、あの時間からじゃ無理か」

TH「ヌナってさえさん以外にも
韓国に知り合いっているの？」


JK「俺が知る限りではいないと思います…」



TH「じゃあヌナはどこに行ったの？」




他に俺の知らない知り合いが居たのか、
日本に帰ったのか、


いや、あの時間はもう日本ー韓国の
最終便は過ぎてるから乗るなら朝だ。
空港なら危ないけど寝たりできるし、
渡していたチケットは明日の便の。
振替は席が空いていたらできるけど、
もし空いてなかったら見つかるまで
空港にいるんじゃないか？

でも空いた席が見つかるのは
時間の問題だろう…




JM「ねぇ、空港は？」


JK「ヒョン！俺もそれ思いました！
すぐ空港行ってきます！」



そう飛び出そうとした俺を
ジミンヒョンが止める。



JM「おい！ちょっと待てって！
そんな格好で行くつもりか？
ちゃんと変装して行かないと
大変なことになるぞ！」



焦り過ぎて周りがなにも見えていなかった。
帽子もマスクもせず
パジャマのまま飛び出そうとするなんて…
明日のネットニュースに載るところだった。



焦ってる俺を
ジミンヒョンが着替えさせてくれ

いつの間に着替えたのか



TH「空港はさすがに広すぎるだろ。
俺たちも一緒に探すから！
ほい！ジミナ！…よし、行くぞ！」



ジミンヒョンに変装用の帽子とマスクを投げ
車の鍵をくるくる回してるヒョン。



こんな時
格好良くて頼りになるヒョンだ。


でもヒョンに運転を任せるのは
怖くて俺が運転して、法定速度なんて
無視して空港まで飛ばした。
(※違反です。良い子は真似してはいけません※)



空港なんて何十回と
来たことがあるけれど
いつも手配されていて
決まったところを通るだけだから
中のことなんて全然分からない。



TH「とりあえずジミナあっち、俺そっち
ジョングガはそっち！」



ヒョン達が来てくれて本当によかったよ。

空港内に入れば、人目を気にしながら
1人で探すなんて無謀すぎる広さだったから。

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