元気出して ページ7
フェリックス「アントニオ!」
フリエッタ「よかった、無事だったのね」
料理を作っていたみんなは
アントニオの姿を確認してホッと息をつく
ミラベル「あれ?ブルーノおじさんもいる」
ブルーノ「やぁ」
少し恥ずかしがりながら手を振るブルーノ
ブルーノ「ちょっと寝坊してさ、朝食に間に合わなくて」
A「料理の手伝いありがとう。アントニオ、食べれそう?」
アントニオは俯いて寂しそうにしている
A「・・・じゃあみんなを呼んでおいで。そしたら少しは食欲出るんじゃないかしら」
そう言っているAの肩には既に
アントニオの友達の鳥が数匹止まっていた
カミロ「A鳥に好かれるね」
A「でも鳥って指差し出せば止まるものじゃないの?」
カミロ「ある意味能力だよそれ」
2人の会話にアントニオが和んでいると
鳥が話しかける
アントニオ「うん・・・そうだよね」
A「この子何か言ってる?」
アントニオ「みんなを呼んで元気出してって」
A「なら友達呼びな。ご飯冷めちゃうわよ」
アントニオのためだけに作られた朝食を指差す
アントニオが動物のみんなを呼んで
朝食を食べるために席についた
カミロ「・・・ねぇA、ちょっといい?」
A「いいわよ」
カミロは自分の部屋にAを招くと
床にあぐらをかいて座った
カミロ「ハァ・・・最近変なんだ」
A「え?何がよ」
Aもカミロの隣にゆっくり座る
カミロ「変身するのに時間が掛かるんだ。前まで一瞬だったのに今は2秒とか3秒」
A「気にならなかったわよ?自分じゃしっくりこない?」
カミロ「もしこのまま1分でも変身に時間掛かったらどうしようって」
不安で暗くなっていくカミロ
A「カミロ、顔あげて」
カミロの顎に優しく触れて目を合わせる
A「あなたのギフトは素晴らしいと思う。でも変身できないからって家族の役に立てないわけじゃないでしょう?」
カミロ「・・・ギフトが消えたらどうすればいいんだろう」
A「アタシは働くあなたも、変身したあなたも好きだけど・・・素のままのあなたが1番好きなのよ」
Aは困り顔で話を続けた
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アン - コメントありがとうございます!凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください!(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アン | 作成日時:2023年12月3日 11時