Chapter 42 【博@】 ページ43
「そう、君たちのことだよ。
はじめまして…いや、"久しぶり"にしておこうか
"赤髪のとも"と"その仲間たち"よ。」
その人物は酷く見覚えがあった。
白い布をごっぽりとかぶった老人_
俺の中の彼のイメージは、そんなものだったのだが、その弱々しい風貌とは似つかないハキハキとしたその声。
"それ"が意味するもの。
「ともさん……この人って…」
鳥ちゃんが後ずさりしながら、俺に問う。
俺はその言葉を口にすることで、【疑問】を確信に変えた。
「…うん。俺達を此処に送り込んだ人物だよ」
ごくっと唾を飲み込む音が聞こえた。
目の前の人物は笑っていながらも、目は全く笑っていない。
まるで蛇に睨まれた蛙_俺達はその場から動けなかった。
「如何にも。私が君達をここに送り込んだ。この【実験の館】に、被験体としてね。」
改めて放たれたその言葉に、また背筋が凍った。
ああそうそう、と彼は言葉を紡いだ。
「君達を散々苦しめた"獄"は、実験を行う管理人だったんだけどね……
役立たずだから殺したんだよ」
にっこりと笑って告げたその残酷な言葉に、言葉を失う。
狂っている。
そんな言葉がぴったりと合うくらいにこの人物は、
「無駄話は、ここまでにしようか?
さて、君達はいい実験体だったよ……
いい結果が得られた、だから始末しないとね」
老人は、鳥ちゃんの方へ歩を進める。
俺はそれに気づき、咄嗟に鳥ちゃんの元へ飛び出したが、容易に蹴飛ばされた。
「リーダーは君のようだからね、"赤髪のとも"
フィナーレは感動的に行かなければ」
彼はそう言って、鋸をどこからともなく取り出した。
___________
次もブラックかな…(白々しい←)
雪!ふぁいんでぃんぐ!!!!!
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時