39話 ページ39
その後
無事合流出来たAとグリム達は、トレイから話を聞く為図書室を訪れた
3人と1匹で身を寄せ合って料理関係の本が置いてある棚に潜んでいると、トレイが図書室に入ってくるのが見えた
『来たね』
「行くぞ！」
棚に近づいてきたトレイの前にA達がゾロゾロと立ち塞がる
「クローバー先輩」
「！ お前たちか…」
トレイは一瞬目を見開き、バツの悪そうな顔をしてそう言った
「図書室で待ち伏せしていれば、マロンタルトのレシピ本を返しに来ると思ってました」
「オレたち、やっぱり寮長のやり方に納得いかねーんだけど」
「だろうな…」
ストレートに不満気な態度をとるエース達から、トレイは頭を抱えながら目を逸らす
「アンタ実際アイツの事どう思ってんの？小さい頃からずっとそうやってアイツにペコペコしてきたわけ？」
「！ 誰から聞いた？」
「チェーニャという奴です」
「チェーニャ…そうか。あいつか」
「つーかよぉ、リドルよりオマエの方が歳上なんだろ？ビシッと怒ってやればいいんだゾ」
「もちろん、必要があればそうするさ。
でも…俺にはあいつを叱ることなんて出来ない」
『…どうしてですか？』
「リドルの全ては厳しいルールの元で“ 造られた”ものだからだ」
トレイが言うには
リドルの両親は地元では知らない人がいない程有名な魔法医術士で、特に優秀だった母親はリドルにも優秀さを求めたらしい。
終日分刻みで決まっている学習プログラムを強いられ、食べる物や着る物、友達まで全てを母親に決められていたが、リドルは親の期待に応える為それらを黙ってこなし、10歳にしてあのユニーク魔法を完成させたという
『つまり、ローズハート先輩の現状は、ご両親のせいだという事ですか？』
そう問い掛けられ、トレイはAの顔を見る
Aは無表情で、感情を読む事ができない
「……リドルは厳しいルールで縛る事が相手の為になると思ってる。
恐れで支配してこそ成長できると信じてるんだ。
そして、ルールを破るのは絶対に悪だと思ってる。だって…」
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白猫娘(プロフ) - パンパースさん» お読み頂きありがとうございます！頑張ります！ (11月13日 17時) (
レス) id: 013b7623c9 (このIDを非表示/違反報告)
パンパース - 面白いです！更新頑張ってください！ (11月13日 16時) (レス) id: 57f94a8f60 (このIDを非表示/違反報告)
白猫娘(プロフ) - もこさん» お読みいただきありがとうございます！更新頑張ります！ (9月10日 20時) (レス) id: 013b7623c9 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私逆ハー大好物なので嬉しいです！ツイステのキャラ（生徒たちはもちろん、教師、他校、チェカ）全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page4 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫娘 | 作成日時：2023年4月26日 21時
