第188錠-緋色の交錯��- ページ8
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ここは、何処だろう
真っ暗な狭い空間で、何だか怖く思えた
真っ暗で目を開けてるのも怖く、思わず目を閉じて手で覆った
"ダメですよ、貴方がここにいては"
A『えっ…』
私の手の上に別なぬくもりを感じる
誰、誰なの？でもこのぬくもりと声は、何処かで知っているような気がする
"この世界はあなたがいてはいけない世界ですよ"
A『っどういう事ですか？』
"僕は──"
最後の言葉が良く聞こえず、そう言い終わると手の上のぬくもりがなくなっていくのが分かった
A『待って、待って…！』
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A『ん…っ』
またいつの間にか眠っていた
目を覚ますと日が暮れ始め、部屋の中も赤みを帯びていた
嫌な夢だった
嫌というか今の自分の心を抉るようにつらかった
夢に出る程、私は彼に溺れているのかなと笑ってしまう
考えても仕方ない、読んでいた本を元の場所に戻していると、書斎の扉が開く音が聞こえた
沖矢『おや、起きられたんですね、このまま居て良かったんですが』
A『っ？はぁ』
そう言う彼の表情はいつもと違う気がした
どこかその笑顔は違和感を感じる
その後沖矢さんが一緒にマカデミー賞を見ようと言うので
先にリビングに案内されてソファーへ腰を下ろそうとした、その瞬間だった
A『(っ誰かに見られてる…？)』
なんだろう、誰かが見ている気がする
ふと感じる視線に、神経が過敏に反応した
辺りを見回すが、そもそも人が隠れるような場所なんて無い
沖矢『どうかされましたか？』
A『っ！…いえ、どうしたんですか？そのマスク』
沖矢『少し、風邪を引きかけているようでして』
A『薬とか無いんですか？』
沖矢『おや、心配してくれるんですか』
何でそうなる、そう冷ややかな目を沖矢さんに向ける
(ピンポーン♪)
沖矢『コナンくんでしょうかね、出て頂けますか？』
A『えっは、はい』
出て良いのかと思いながら渋々、言われた通りに玄関へと足早に向かい、ドアノブへと手を掛けた
A『…っ！！！』
その瞬間、心臓がドクンッと音を立てたのが分かった
だってそこには
A『安室さん…っ』
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アイリス(プロフ) - いつもドキドキしながら拝見させて頂いてます!展開が楽しみです仕方ありません!更新楽しみにしています。無理はなさらないでください。曲を聞きながら読んでいますv「一番の宝 物」もお話にピッタリですね (2022年2月23日 22時) (
レス) @page26 id: 141265214e (このIDを非表示/違反報告)
みん - 毎回楽しみに拝見させて頂いてます！次きになります！無理せず、お待ちしております！！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: 0b35b5e05a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リイナ | 作成日時：2022年1月14日 14時
