第223錠 ページ43
〜♪
A『〜♪…』
仕事を終えて家に帰り、蘭ちゃんたちに教えていた曲を歌う
今度みんなに教えるため私もこの曲に馴染んでいかないといけない
A『…』
ギターを弾いてる手を止めて考える
零さんが潜入している組織は、前に赤井さんも潜入していたと聞いた
それに景くんも同じ組織に潜入していて亡くなってしまった事も
でもその事を私が知って良い領域ではないと思う
それに零さんなら巻き込まないために私には黙っていそう
A『いつか話してくれるかな』
(pull、pull…♪)
A『っ！！…零さん？』
電話が鳴り、零さんだったので私は出る
安室〈遅くにすみません、仕事中でしたか？〉
A『いいえ、もう終わって家にいますけど？…安室さん？』
本名で呼ばないようにと思いそう言うと、安室さんは黙っている
どうしたんだろうと私も黙っていると、安室さんから話出してくれた
安室〈…〉
A『えっ？』
安室〈…今すぐ会いたいと言ったら迷惑ですか？〉
安室さんの言葉に私は嬉しくなった
何だか少し元気が無いような聞こえて、もしかして頼って貰えてるのかな
嬉しくてニヤケそうになったけど、深呼吸して私は話す
A『良いですよ、私も安室さんに会いたいです』
そう言うと、安室さんはすぐに着くと言い電話切る
すると本当に数分で家のインターホンが鳴り、私は玄関へ行く
鍵を開けると、そこには安室さんがいた
A『本当に早かったですね、どうぞ』
安室『ありがとうございます…』
A『安室さ…っ！！！』
安室さんは頭を私の肩に預けて抱き締める
玄関を閉めていたから良かったけど
安室さんの顔を見ようと思うけど
抱き締めてくれてる力が強くて、うまく体を動かさない
A『あむっ…零さん…』
安室『ダメですね、僕は
貴方に弱いところを見せないようにと思っていたのに』
顔を伏せたまま零さんは言う
こんなに零さんが弱く見えてしまったのははじめてだ
彼はどれだけの不安を抱えて生きているんだろう
どれだけの後悔や悲しみを
私は安室さんを優しく抱き締めた
A『私は嬉しいですよ、零さんの弱いところが見えて』
安室『っ！…Aさん…』
A『私言いましたよね
零さんが苦しくてつらい時は、私のことを呼んで下さい
だから今すごく嬉しいんです』
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アイリス(プロフ) - いつもドキドキしながら拝見させて頂いてます!展開が楽しみです仕方ありません!更新楽しみにしています。無理はなさらないでください。曲を聞きながら読んでいますv「一番の宝 物」もお話にピッタリですね (2022年2月23日 22時) (
レス) @page26 id: 141265214e (このIDを非表示/違反報告)
みん - 毎回楽しみに拝見させて頂いてます！次きになります！無理せず、お待ちしております！！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: 0b35b5e05a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リイナ | 作成日時：2022年1月14日 14時
