第219錠-��- ページ39
警察による現場調査が進んでる中
私は蘭ちゃんと園子ちゃんと外で待っていた
もちろんコナンくん、世良さん、安室さんは現場にいる
しかし容疑者3人のボディチェックやスタジオ内からは凶器は見つからず
絞殺だから紐が凶器なのはたしかだけど
A『(紐…ギターの弦とかは硬すぎて伸びたりはしないし…)』
現場のスタジオの防犯カメラを見れば良いのではと思うけど
偶々そのバンドの人たちがスマホを
丁度カメラが隠れる位置に置いて撮影していて、影になって見えない状態だったという
A『(零さん、大丈夫かな…)』
蘭『どうしたの世良ちゃん？』
園子『あの人たちを怪しんでるの？』
世良『いや、ギターケース背負ってる人を見ると思い出しちゃうんだ
4年前、駅の向こう側のホームに佇む、ギターケースを背負った秀兄をな』
A『世良さん、お兄さんいるんだ』
世良『うん、死んじゃったけどね
驚いたよ、アメリカに行ってると思ってたし
秀兄が音楽やってるところなんか見たこと無かったしな』
世良ちゃんは懐かしそうにそう話す
その後跡をつけてるのが見つかり、怒られて帰れと言われたそうだ
私はお兄ちゃんがそう言っても引っ付いていたけど
世良さんは泣きそうな気持ちになったそうだ
A『分かるなぁ、私もお兄ちゃんにそんな風に言われたら』
世良『うん、僕は秀兄にとってまだ子どもだったんだなあって思ったよ
でもさ、その時に秀兄の連れの男がベースのドレミの弾き方を教えてくれたんだ』
A『へぇ』
園子『で！その人の名前聞いた！イケメンだった！』
世良『いや聞いてないけど
そのホームに来た別の連れの男がその人のことこう呼んでたよ
──"スコッチ"、ってね』
スコッチ
確かウイスキーの名前であったようなと考えた
A『(お酒…っ！まさか…)』
世良『でもさ、彼をそう呼んだ男
帽子を目深に被ってたから、顔はよく見えなかったけど似てる気がするんだよね
安室さん、あんたにな』
いつもより冷たくそう言う世良さん
世良さんにそう言われた安室さんの方を向くと、何食わぬ顔で応えた
安室『人違いですよ
そんな昔話より今ここで起きた事件を解決しませんか？
君も探偵なんだよね』
世良『…あぁ、そうだな』
2人の間に流れる空気間が冷たく、何だか怖く感じた
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アイリス(プロフ) - いつもドキドキしながら拝見させて頂いてます!展開が楽しみです仕方ありません!更新楽しみにしています。無理はなさらないでください。曲を聞きながら読んでいますv「一番の宝 物」もお話にピッタリですね (2022年2月23日 22時) (
レス) @page26 id: 141265214e (このIDを非表示/違反報告)
みん - 毎回楽しみに拝見させて頂いてます！次きになります！無理せず、お待ちしております！！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: 0b35b5e05a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リイナ | 作成日時：2022年1月14日 14時
